三田

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収穫した株から葉っぱを切り落とす参加者ら=三田市東本庄
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収穫した株から葉っぱを切り落とす参加者ら=三田市東本庄
豆を切らないように丁寧にはさみを使う子どもたち=三田市東本庄
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豆を切らないように丁寧にはさみを使う子どもたち=三田市東本庄
黒枝豆。10月末にかけてさやに黒い斑点ができ、甘みが増していく=三田市東本庄
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黒枝豆。10月末にかけてさやに黒い斑点ができ、甘みが増していく=三田市東本庄

 兵庫県三田市の秋の特産「丹波黒大豆枝豆」の収穫が本格化している。お隣にある同県丹波篠山市の名物として有名だが、三田でも古くから栽培され、一緒になって全国ブランドに育ててきたという経緯がある。クリのようなほっくりとした食感で、お酒のあてにはもちろん、炊き込みご飯にしてもおいしい。このほど三田市東本庄の畑で収穫体験会があり、市内外の親子連れ約65人が楽しんだ。(喜田美咲)

 チョキン、チョキン…。子どもたちが畑に植わった株をはさみで刈り、余分な葉を切り落としていく。

 収穫体験会は、市内の若手農家でつくる「三田耕楽クラブ」が、三田の黒枝豆を広くPRしようと毎年開催。市内では200軒超の農家が約40ヘクタールで育てているが、丹波篠山市に比べると知名度が低いのも事実だ。

 黒豆の品種「丹波黒大豆」(通称・丹波黒)は、粒が日本一大きく「黒豆の王さま」と呼ばれる。丹波篠山市の「川北」が発祥とされ、江戸期以前にはあったといい、主に丹波・北摂地域で育てられてきた。

 ただ、黒豆はもともとはおせち料理に使われる食材。完熟前に収穫する「黒枝豆」は、農家らが家庭で食べるだけで、一般には流通していなかった。

 人気に火を付けたのが1988年、三田市を中心に丹波篠山市(当時多紀郡)などで開かれた博覧会「ホロンピア’88 北摂・丹波の祭典」だった。黒枝豆を売り出すと長蛇の列ができ、グルメ漫画「美味しんぼ」に取り上げられるなどして一気に全国ブランドになった。丹波篠山市に続き、三田市でも本格的に販売するようになった。

 JA兵庫六甲三田営農総合センターによると、今や近畿と中国地方、四国北部で栽培されてるが、丹波黒には栽培に適した特有の気候があるという。それは適度な雨量、そして収穫期の前にぐっと冷え込むこと。中でも三田市や丹波篠山市の盆地は夕立が多く、秋は深い霧に沈む。ぬれたさやが日中にゆっくりと乾き、ふっくらときれいな豆をつくる。

 三田の黒枝豆は今年、丹波篠山市より2日早い10月3日に販売を解禁した。酷暑や長雨が続いたものの、三田耕楽クラブによると生育は「まずまず」。大きさのピークは10月下旬で、収穫時期で味わいが変わるのが特徴だ。徐々にさやに黒い斑点ができて甘みのピークは11月上旬となる。

 市内から収穫体験会に参加した姉妹は初めて黒枝豆を刈り取ったという。葉を切り落とした房を抱えて「根元が太くて硬かったけれど、1人で収穫できた。大好物なので食べるのが楽しみ」と笑顔で話した。

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