三田

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草原の代表的な植物を紹介する展示=県立人と自然の博物館
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草原の代表的な植物を紹介する展示=県立人と自然の博物館

 草原の保全や生き物をテーマにした企画展「ひょうごの草原~人が育んだ草原と生き物の歴史~」が、兵庫県立人と自然の博物館(同県三田市弥生が丘6)で開かれている。縄文時代の狩りから始まり、人々が草原を活用してきた歴史に加え、絶滅が危ぶまれる動植物などを紹介している。来年1月7日まで。

 草原は大きく、人が火入れや草刈りをして森林にならずにいる「半自然草原」、高原地帯などで低草しか生えない「自然草原」、ゴルフ場といった「人工草原」などに分類される。

 ところが「半自然草原」は高度経済成長期以降、茅葺(かやぶ)きの家が減り、草を肥料にする機会がなくなるなどして放置される傾向が強まっている。100年前に日本の国土は10~20%が草原だったとされるが、今では1%にまで減った。

 同展はこうした人と草原の関わりの歴史にスポットを当て、パネルや写真で説明している。また草原に息づく植物や動物、昆虫も紹介。主に草原での狩りによって絶滅が危ぶまれる「イヌワシ」、草原でススキの根などに寄生する「ナンバンギセル」の標本もある。

 官民学が協力して保全活動を続ける「東お多福(たふく)山草原」(神戸市、芦屋市)など、県内の大規模な草原5カ所も紹介。同館の中浜直之研究員(30)は「草原について知り、どう維持するか考えるきっかけにしてほしい」としている。

 月曜休館。午前10時~午後5時。同館TEL079・559・2001

(小森有喜)

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