三田

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植物や動物の撮影して写真集を作った中田一真さん=中央公園
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植物や動物の撮影して写真集を作った中田一真さん=中央公園
森に日が差し込むよう間引きするメンバー
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森に日が差し込むよう間引きするメンバー
10周年冊子の表紙
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10周年冊子の表紙
シイタケが胞子を出す瞬間などを自動カメラで収めている
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シイタケが胞子を出す瞬間などを自動カメラで収めている
冬に飛来する鳥など季節ごとに出没する動物たちを紹介している
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冬に飛来する鳥など季節ごとに出没する動物たちを紹介している

 兵庫県三田市けやき台2の中央公園で自然保護活動に取り組む住民グループ「ごもくやさん」が、このほど結成10周年を迎え、これまでの活動やウッディタウンの自然観察の記録をまとめた写真集「ウッディタウンのなかまたち」を発行した。珍しい花や、公園で見られなくなった動物の写真を通して環境保全の大切さを伝え続ける。(喜田美咲)

 写真集は縦15センチ、横21センチで40ページ。中央公園は16・3ヘクタールと甲子園球場4個分に匹敵する広さで、2010年に保護活動を始めてから咲くようになった黄色のキンランや白いギンラン、夜に倒木の上を駆け回るテンやアナグマの姿を収める。加えて水中の生き物を食べる外来種のアライグマ、捕食されて今は見られなくなったイシガメ…。

 ごもくやさんは「さあ、森を手入れしよう!」をテーマに、中央公園でササユリの保全に取り組んでいた上村哲三さん(71)=三田市=が代表となり、現在40代から80歳まで19人が所属している。月に3回は公園内を整備し、けやき台小学校の児童を招いてササユリ鑑賞会や下草刈り、種まき会を開くほか、年2回は地域の子どもたちを集めて自然観察会を企画する。

 そんな活動や自然の移り変わりを写真で記録して観察会でガイドを務めるのが、自然観察指導員の会社員中田一真さん(54)だ。手持ちのカメラに加え、公園などに設置した自動カメラで、夜に動くタヌキなども捉える。写真集は、この10年で中田さんが気がついた公園内の変化や季節ごとの魅力を紹介し、「日本の生物多様性を守るために正しい知識を身につける大切さも伝わるとうれしい」と話す。

 公園には今もメンバーが集まり、森に光を入れるように間引きをしたり、草を刈ったりしている。上村さんは「10年間で多様性の保全に貢献した実感はある」と振り返りつつ、「整備したところがまたうっそうとしてきた。体力のある若い世代がいないと存続が厳しくなっていく」と危機感も募らせる。

 森が深くなるとイノシシなど大きく危険な動物も人間の近くまでやってくる。「みんなで森を手入れしましょう」

 写真集は学校や地域の環境学習で配るほか、公園管理事務所で1冊400円で販売している。活動への参加は同公園TEL079・565・4881

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