三田

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上方落語家の桂九雀さん(チラシから)
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上方落語家の桂九雀さん(チラシから)
高田知紀主任研究員
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高田知紀主任研究員

 落語を通じて地域社会の疫病対策を考えるセミナー「落語の環境学」が12月13日、兵庫県立人と自然の博物館(同県三田市弥生が丘6)で開かれる。落語好きの主任研究員、高田知紀さん(40)が初めて企画。疫病をネタにした古典落語を楽しんだ後、専門家が演目を振り返って民俗学的な観点から分析し、現代のコロナ禍にも生かせる教訓を考える。

 登壇するのは上方落語家の桂九雀さん(59)で、演目は「風の神送り」。江戸時代には、悪い風邪がはやると張りぼての人形を作って風の神としてまつり、橋の上から川へ放り込むという風習があったという。

 落語では「送れ送れー、風邪の神送れー」などと大勢ではやし立てる儀式の最中、「お名残惜しい」という1人がいる。誰がそんなけしからんことを言うのかと思ったら…。

 実は町内の薬屋だった-などとオチを付けながら展開する。

 落語の後に、高田さんが登壇。専門は地域計画論や風土論で、「神社と防災の関係」など地域の文化的資源とコミュニティーの関係を調べている。

 高田さんによると「神送り」は今も埼玉県の一部地域に残るほか、似たような風習をコロナ禍で復活させようとする地域があるという。感染拡大で人間関係が希薄になる中で、人がどう関わり合うべきか-などを考察して伝える。

 高田さんは「落語を楽しみながら、そこから読み取れる現代への教訓を一緒に考えましょう」と呼び掛ける。

 午後3時~4時半で九雀さんと高田さんの対談もある。千円(未就学児無料)。定員100人。同館ホームページなどから申し込む。同館セミナー係TEL079・559・2003

(小森有喜)

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