三田

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三田市役所=三田市三輪2
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三田市役所=三田市三輪2

 兵庫県が非公表とした新型コロナウイルス感染者の居住地を宝塚市が独自に公表していることについて、森哲男三田市長は20日、「(県の公表基準に)例外があるのは戸惑いを感じる」と不快感を示した。感染状況を把握するため、三田市の居住者については市名を公表するよう、県に強く求める方針も明らかにした。

 同日の定例会見で表明した。県は新型コロナ患者が住む自治体名について、本人の同意がなければ、両市を管轄する県の「宝塚健康福祉事務所管内」と公表している。管内は宝塚、三田の2市が含まれる。

 森市長は「県は(そうした方針に従い)例外を認めずに進めるのが筋ではないか。方針が形骸化している」と批判した。「県と市の信頼関係の問題。県が出した方針なら、理屈を貫いてほしい」とも語った。

 市内の学校では、感染した子どもや家族が誹謗(ひぼう)中傷される事案があり、「本人の同意は非常に重要な要素だ」と強調。一方で「三田市という市名だけなら、(公表することに)一定の理解が得られるのではないか」と話した。

 県には「(居住地が)三田市というのは非公表にせず、出してほしいと強く思っている」とした。その理由として「県内の感染状況は地域によって異なる。三田市は保健所を持っている西宮市や尼崎市の近隣にあり、患者の発生状況は淡路や西播磨の様子とは違う」と説明した。(高見雄樹)

【森市長会見「一問一答」】

 県が非公表とした新型コロナウイルス感染者の居住地を、宝塚市が独自に公表していることについて、定例会見での森哲男三田市長の一問一答は次の通り。

 -県が公表する新型コロナ患者数についての見解は。

 「県に要望していることだが、保健所を持つ西宮市や尼崎市に隣接するわれわれとしては、淡路や西播磨の状況とは違う。『三田市』というのは出してほしいと強く思う」

 「ただ、県は本人の同意が(必要)と言われているので、一定の考え方があるのだろう。(宝塚市の)中川市長と話をしたが、県の方針が形骸化しているのではないか。県はしっかりと考え方を再確認し、できればせめて三田市というのは出してほしい。阪神地域の声として、私は改めて要望することを視野に入れている。(公表は)市の名前だけですけどね」

 -なぜ居住地が必要か。

 「三田市内の学校でも誹謗中傷があった。本人や家族が中傷を受けた本人の同意は非常に重要な要素かなと思うが、『三田市』という点は一定の理解が得られるのではないか。ただ、県がいう誹謗中傷の危険性があるのも理解できる。私としては宝塚市や県と相談したい。県の方針が本当にどうなのかなという部分があり、戸惑っている」

 -形骸化とはどういうことか。

 「県が方針をしっかり持っているなら、例外を認めないのが筋ではないかと思う。だから、そういう意味で、例外の対応をすることについては私も今日、(県の)防災の方に申し入れをした。県と市の信頼関係の問題。県がしっかりと方針を出されているなら、理屈を貫いていただきたい」

【マップ】目で見る兵庫県内の感染状況

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