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移住に向けた相談に応じる市職員(左)=三田市役所
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移住に向けた相談に応じる市職員(左)=三田市役所
げみさんが装画を手掛けた教科書のイラスト(提供)
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げみさんが装画を手掛けた教科書のイラスト(提供)
げみさん(提供)
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げみさん(提供)

 コロナ禍で都市部から地方への移住が注目される中、兵庫県三田市は京阪神地域に住む20~40代を主なターゲットに移住を呼び掛ける。従来は首都圏在住者だったが、対象を切り替える。12月1日に移住相談の総合窓口「Sanda 住まいる」を市役所に開設。来年3月にはオンライン相談も始める。三田出身のイラストレーターにイメージ画の制作を依頼するなど、移住者の開拓に本腰を入れる。(高見雄樹)

 市は2016年から移住者の呼び込みを始めた。東京で開かれる移住希望者向けイベントにブースを出すなどしたが、電話などによる相談件数は毎年10件程度だった。

 市内は最近まで人口増加が続き、市は移住希望者への対応が遅れた。農村地帯とニュータウンを抱え、中途半端で売り出しにくかった面もある。充実した窓口があり、実績を上げている丹波市や丹波篠山市とは対照的だ。

 市が移住に本腰を入れる背景には、人口減少とコロナ禍がある。ニュータウンでは高齢化が急速に進むと見込まれる。

 一方、コロナ禍で勤務地に縛られない働き方が広まり「生活スタイルを崩さずに、新たなスタイルを求めることが可能になった」(市若者のまちづくり課)とみる。勤務地は京阪神のまま、三田から通ったり、リモート勤務をしたりしてほしい-というわけだ。

 農村部でもニュータウンでも、物件を紹介できるのが三田の強みといえる。雑誌AERA(アエラ)が選んだ「コロナ時代の移住先ランキング」では三田市が近畿圏で3位とされた。

 相談窓口は市役所3階に開く。これまで別々の部署で担当していた空き家や補助金、子育ての情報を一括して提供する。

 市は縦割り行政を改めるため、1カ所で全ての用件を済ませるワンストップ窓口の設置に力を入れる。「Sanda 住まいる」は18年に始めた「おくやみコーナー」や「福祉相談窓口」に続く3番目となる。

 オンライン相談には、移住希望者と地域をつなぐ役割を果たす「住まいるチーム」の市民も参加。住み心地や町のいいところ、悪いところなど、生活実感のある話をしてもらう。

 教科書の装画などを手掛ける三田市出身のイラストレーター「げみ」(本名・坂上祐斗)さん=東京都=には、三田への移住をイメージし、ターゲット世代の心を揺さぶるようなイラストの制作を依頼。来年4月以降、市のウェブサイトやポスターなどによるPRに使う。げみさんは、宮部みゆきさん、東野圭吾さんら著名作家の装丁のほか、今夏には人気ゲームシリーズ「ファイナルファンタジー」無料体験版のパッケージデザインを手掛けるなど活躍の場を広げている。

 窓口を担う市若者のまちづくり課は「京阪神の若者世代にどうやって情報を届けるか、試行錯誤したい」としている。

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