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川辺さん(右)にアンケート結果を手渡す山本さん(左)と西尾さん=ゆりのき台中
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川辺さん(右)にアンケート結果を手渡す山本さん(左)と西尾さん=ゆりのき台中
きれいになったトイレ(ゆりのき台中PTA提供)
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きれいになったトイレ(ゆりのき台中PTA提供)
清掃前のトイレ(ゆりのき台中PTA提供)
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清掃前のトイレ(ゆりのき台中PTA提供)

 コロナ禍で学校PTAの行事が軒並み中止になる中、兵庫県三田市のゆりのき台中学校PTA(川辺規子会長)が、校内全てのトイレを専門業者に依頼して清掃した。臨時休校明けの6月から7月にかけて、教職員が教室やトイレの消毒作業をしていると聞いた役員が「負担軽減になれば」と提案。全会員から承認を取り、9月末までに作業を終えた。「臭いが減った」と、生徒らの評判も上々だ。(高見雄樹)

 同校PTAは例年、4月に新メンバーで発足。体育大会でペットボトルのキャップを集めたり、文化祭で制服のリサイクルバザーを企画したりしている。今年はコロナ禍でいずれも中止に。「何もしないという選択肢もあった。市がやるべきだという意見もあったが、今できることは何かと真剣に議論した」と、川辺さんは振り返る。

 同校の建物は築約30年が経過している。建物内には26カ所のトイレがあり、生徒からは以前から「汚い」「臭う」などの声が上がっていたという。

 トイレ清掃と新型コロナ対策は直結しないが、PTAは以前からの課題を解決する意味はあると判断。「教育環境の向上」を目指すことがPTAの規約に明記されていることから、専門業者による清掃を決めた。

 約75万円の費用は、月300円の会費と繰越金を充てた。8月末に全会員約600世帯に手紙を出し、趣旨を説明して承認を得た。

 清掃作業が終わった後、同校の生徒会執行部が全校生徒にアンケートしたところ、61%が「きれいになった」と回答。「これからきれいに利用する」は94%に上った。「また清掃してほしい」も82%あった。

 今月26日には、生徒会長の山本楓華さん(15)と副会長の西尾結心(ゆうみ)さん(15)が川辺さんにアンケート結果を手渡した。山本さんは「トイレがきれいになったので、これからもずっときれいに使うという声が多かった。毎日使う場所なのでありがたい」と話した。

 川辺さんは「PTA活動で、こんなこともできるんだと分かった」と驚く。コロナ禍でPTA総会を開けず、書面決議になったが「書面では多くの保護者が思いや意見を書いてくれた。全員の前で発言しにくい総会よりも、意見のやりとりが活発になった」と、前向きに受け止めていた。

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