三田「あきんどまつり」中止 新型コロナ感染拡大で

2020/12/01 05:30

昨年売り出された米まんじゅう。今年も味わえる=三田市駅前町

 商店街を盛り上げる師走の風物詩として12日に予定されていた兵庫県三田市の「三田あきんどまつり」が、新型コロナウイルスの感染拡大で中止されることが決まった。中止は2011年にまつりが始まって以来初めて。年に一度しか味わえない名物の和菓子・米(よね)まんじゅう(米饅(よねまん))は、感染防止策を徹底して11~13日、市内の5店舗で販売される。 関連ニュース シラカバ原料の家畜飼料、肥育促進に効果 北海道の企業開発、温室効果ガス削減期待も 東播地域の業況判断指数 コロナ禍以降、最高更新 6業種中4業種でプラス 4~6月期 大丸神戸店 6月の売上高は前年比8.5%減 2カ月連続で前年下回る 円高で訪日客の高額品需要が減退

 商店街代表などによる実行委員会が、11月27日の会議で決めた。新型コロナの感染拡大期に入り、市内でもクラスター(感染者集団)が発生したためという。
 まつりは江戸時代後期から続く「三田せいもん」(誓文払い)が衣替えして始まった。今年も四つの商店街が歩行者天国となり、クイズラリーや福引きなどが企画されていた。
 米まんじゅうは既に予約注文が入っていることもあり、予定通り販売する。きねや菓舗(三田町)と松栄堂(駅前町)のほか、西村清月堂の三輪本店(三輪2)とキッピーモール店(駅前町)、イオン三田ウッディタウン店銘店コーナー(けやき台1)の計5カ所。(高見雄樹)
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