鬼ごっこをしながら、三田藩主・九鬼家について学ぶイベント「九鬼ごっこ」が21日午後2時から、兵庫県三田市上相野の観光農園「しい茸(たけ)ランドかさや」で開かれる。大人気アニメ「鬼滅の刃」のヒットにあやかり、三田青年会議所(JC)が初めて企画した。鬼から逃げながら、地域の歴史に関するクイズを解き、逃げ切ればプレゼントももらえる。参加者を募集してる。(小森有喜)
三田市と近郊に住む小学4~6年生が対象。当日は、その場でチームを組んでゲームに参加する。会場では、テレビの人気番組「逃走中」さながらに、同会議所のメンバーらが扮(ふん)する「侍ハンター」9人が鬼役として待ち構える。参加者はハンターの隙を突き、10カ所に設置された「最後の三田藩主は九鬼○○○○」といったクイズに答えていく。その場にヒントがあり、九鬼家について知らなくても回答できるという。
ゲームの途中で捕まっても、仲間が算数の問題を解くことで“救済”できるルールも取り入れる。制限時間は90分。逃げ切れた人数と正解数で勝利チームが決まる。新型コロナウイルスの感染対策として、ハンターは参加者に直接タッチせず、スポンジ製のおもちゃの刀を使って距離を保ちながら触れる。
勝利チームは、「しいたけ柱」と名付けられたシイタケの原木をもらえる。企画に携わった同会議所青少年育成委員長の中村友香さんは「新型コロナの影響で自粛ムードが長引いている。子どもたちには、地域で親しまれている九鬼家について学びながら、思い切り走り回ってほしい」と話している。同会議所のフェイスブック(FB)でも、約1分半の告知動画を紹介している。
参加費500円。けが防止のため、肘と膝のサポーター、ヘルメットを持参して参加する。会場で千円で購入することもできる。
定員54人で、募集は12日まで。同会議所FBの申し込みフォームに記入する。応募多数の場合は抽選する。同会議所TEL079・562・2667
