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全国に向けて気合十分のベストトゥエルヴ=三田市三輪
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全国に向けて気合十分のベストトゥエルヴ=三田市三輪
助走を付けてボールを投げる
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助走を付けてボールを投げる
体勢を低くしてボールを捉える
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体勢を低くしてボールを捉える

 けやき台小学校(兵庫県三田市けやき台3)を拠点とする小学生のドッジボールチーム「ベストトゥエルヴ」が、28日に石川県で開催される全国大会に出場する。速球が飛び交う中、声を掛け合い、一糸乱れぬ守りを見せる。チームワークで勝ち進んだメンバーが初優勝を目指す。(喜田美咲)

 13、14日に駒ヶ谷体育館(ゆりのき台1)で開かれた「第30回春の全国小学生ドッジボール選手権大会兵庫県大会」で、約30チームの頂点に立った。28日は小学3年生以上の男女19人が出場予定で、最終調整を進めている。

 「来る来るっ」「フェイント」。そろった声が切れ目なく発せられる。選手が1列に横並びになり、ボールがある方に体の向きを素早く変える。「キュッ、キュッ」。選手が動くたび、靴の音が体育館に響いた。小学生の時によく見た休み時間のそれとは別の緊張感が広がる。

 試合は1チーム12人で、コート内にいる「内野」の選手にボールを投げ(アタック)、体に当てたらアウト。当てられた選手はコート外の「外野」に回る。制限時間が終了した時、内野の選手が多いチームが勝ちとなる。「アタックせずに内野と外野でパスし合うのは4回まで」など、ルールはいたってシンプルだが、相手の動きを観察し、時速80キロ近い球を捉える動体視力が必要になる。

 ベストトゥエルヴは1996年、けやき台小の児童と担任教諭が立ち上げた。現在はすずかけ台小やゆりのき台小など、5校の児童27人が練習に励む。

 初の全国大会挑戦は2008年。しかし、決勝トーナメントの初戦で敗退した。09年も兵庫県代表として臨んだが、予選リーグで涙をのんだ。メンバーが6人まで減り、試合に出られないこともあったが、その間にディフェンスを強化し、チームの強みを磨いた。

 当時3年生だった今の6年生は、その直後に入った世代で、試合に出る機会も多かった。自身もOBで、監督を務める松木智哉さん(29)は、「場数を踏んだことで、全体を見られるようになっている」と話す。

 県大会の準決勝では、剛球で有名な相手のエースをどう抑え込むかに苦しんだ。できるだけ攻めの時間を増やせるよう、狙う位置を調節した。エースアタッカーの岡本将輝君(12)は「競っていてはらはらしたけれど、冷静に投げられた」と振り返る。持ち味である素早い助走の投球で相手を封じ込めた。決勝は全員が楽しんで臨めたという。

 新型コロナウイルスの影響で、昨年は試合が軒並み中止になり、練習で週3回使っていたけやき台小の体育館にも利用制限が掛かった。自主練習の差でディフェンスにばらつきが出るようになったり、周りを見たプレーができなくなったりし、松木監督から厳しい言葉が掛かることもあった。それでも県大会までには団結を取り戻した。松木監督も「互いをカバーし合えるバランス型のチーム」と分析する。

 キャプテンの尾嵜(おざき)万由子さん(12)は「学年関係なく仲がいいので、みんなの個性を生かした戦い方ができる」とメンバーを見渡し、力を込めた。「周りの支えがあってここまで来られた。感謝の気持ちで目指すはもちろん、優勝です」

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