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脱線事故で亡くなった人に思いを寄せ、読経する檀家ら=神戸市北区道場町生野
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脱線事故で亡くなった人に思いを寄せ、読経する檀家ら=神戸市北区道場町生野
犠牲者のために建てられた哀悼之碑
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犠牲者のために建てられた哀悼之碑

 兵庫県三田市との市境に近い神戸市北区道場町生野の光明寺(森口光堂住職)で25日、尼崎JR脱線事故の犠牲者を悼む法要があった。檀家(だんか)ら8人が参加。悲しみを繰り返すことがないように、と祈りをささげた。

 同寺には事故で亡くなった人らの墓があるほか、同寺やその周辺を通る登山コースの利用者にも、犠牲になった人がいた。事故の記憶を絶やしてはならないと、檀家らでつくる「光明寺護持会」が事故の翌月、敷地内に「哀悼之碑」を建立。以来、月命日には必ず供養会を開いてきた。

 カーン、カーン。哀悼の鐘が鳴ると、参列者はゆっくりと目を閉じ、手を合わせた。今年は新型コロナウイルス禍で参加を控える人もおり、例年の半分以下の人数となったが、読経後に1人ずつ焼香し、失われた命に心を寄せた。

 碑は満開の八重桜の下にあり、木漏れ日の中を花びらが流れていく。少しでも多くの人に見てもらえるように、と当時、護持会が遊歩道の近くに建てた。

 同会長の日笠忠一さん(80)=尼崎市=は事故後、墓の前で泣き崩れる人たちを見て、「言葉が出なかった」と振り返る。新型コロナによる緊急事態宣言の影響で、同寺でも26日から宣言解除の日まで送迎バスの中止などの対応がなされた。「お参りに来て、とも言いづらい中だが、今年も法要ができたことはありがたい」と日笠さん。「事故はいつ起きるか分からない。だから、この記憶を忘れてはいけない」と話した。(喜田美咲)

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