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イングリッシュガーデンをイメージしている=三田市ゆりのき台
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イングリッシュガーデンをイメージしている=三田市ゆりのき台
夫婦で愛情を込めて育てたバラ=三田市けやき台
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夫婦で愛情を込めて育てたバラ=三田市けやき台
草木に囲われた芝生の上でのんびり=三田市けやき台
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草木に囲われた芝生の上でのんびり=三田市けやき台

 草花で彩った自慢の庭を一般公開する「チャリティーオープンガーデン」。兵庫県三田市のニュータウンをはじめ、神戸市北区や同県西宮市など、毎年数日かけて80軒以上を舞台に開催してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響で昨年に引き続き中止となった。暖かくなり、三田市内も緑がぐっと深くなってきた。イベントはなくても、愛好家は今日も愛情の詰まった庭を手入れしている。

 チャリティーオープンガーデンは、ガーデニング愛好家約130人でつくる「三田グリーンネット」が主催し、約15年前に始まった。参加する庭の一覧を掲載したガイドマップ(300円)を購入すれば、期間中にそれぞれの庭を訪問でき、マップ代の一部は被災地支援や緑化活動などに充ててきた。

 石庭や果実が収穫できる庭など、各家庭には個性があふれ、開催時には、公開する愛好家から育て方を聞いたり、株分けした苗を購入したりできる家もある。

 今年も残念ながら訪問はできませんが、代わりに皆さんが丹精した庭の一部を紙面で紹介します。同市ゆりのき台とけやき台の個性あふれる3軒をお楽しみください。(喜田美咲)

■癒やしの空間

 癒やしを感じる「ブレスガーデン」をテーマにしているのは、三田市ゆりのき台の高田敦子さん(63)。どの季節にも花を楽しめるだけでなく、木を多く配置し緑に包まれた古里をイメージした。「試行錯誤を繰り返し、一日中庭に出ていることもあります」とほほ笑む。

 入居した20年前は土だけだった庭に、シンボルのドイツトウヒを植え、レンガで道を作ったり柵に這わせるようにバラを植えたりしてきた。できるだけ手作りで年中花が楽しめる庭に、と多年草などを植え、500種類近くを育てる。

 黄色いメダルのような花を付けるラナンキュラスの原種や、濃いピンクが一面に広がるフロックスなど、どこを切り取っても色彩豊か。最近は芝生ののり面を掘り返し、凝灰岩を並べて新たな花壇を作った。「通りを歩くだけで楽しんでもらえる庭になっていたらうれしいです」と話す。

■バラで彩る

 同市けやき台のバス通り沿い、あふれんばかりのバラが咲く家がある。倭久美子さん(71)が夫の雅英さん(74)と育て、道行く人や登下校中の子どもらの目を楽しませている。

 引っ越してきた17年前に5本から育て始めた。挿し木で増やしつつ、種類を追加していると、地植えで67本、鉢で65本が育つまでになった。

 家を囲うテラスでは、薄ピンクでボタンのように丸みのある「ピエール」や、フリルのようにオレンジの花びらが波打つ「ポルカ」、一重で深い赤の「アルテシモ」など50種類ほどが違った表情を見せる。

 久美子さんのセンスで配置し、雅英さんが枝を水平に固定する誘引や剪定を担う。年間を通して手をかけ、1カ月弱の晴れ舞台を夫妻で楽しむ。久美子さんは「まだ増やしたいけど、もう植える場所がないわね」といたずらっぽく笑う。

■テーマはナチュラル

 同市けやき台の住宅街。緑のアーチから芝生の庭に入ると、バイカウツギの甘い香りが広がった。草花が好きな内田幸子さん(70)、木を育てる順さん(73)のお気に入りが詰まっており、夫妻のようにやわらかな調和を生み出している。

 木がのびのび育つ広い庭を探し、15年前に入居。草花の色を引き立たせるように順さんが芝生を植え、ベンチやつる棚を手作りした。

 「ナチュラル」をテーマに淡い色でそろえた。白だけでもデージーやアスチルベ、オルレアなど、純白やクリーム色のグラデーションを楽しめる。

 2人の退職後、国内外の庭を見て回った。妻が憧れる西洋の庭をイメージし、花車や巣箱風の飾りづくりにも挑戦してきた。幸子さんはいとおしそうに見渡し「子育てと一緒で思うようにいかないこともあるけれど、ここにいるだけで癒やされるんです」と笑う。

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