三田

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泥をかき出して水の通り道を作るメンバー=城山公園
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泥をかき出して水の通り道を作るメンバー=城山公園
復活したビオトープを眺める森蓮音代表(右)と藤本紗里奈副代表=城山公園
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復活したビオトープを眺める森蓮音代表(右)と藤本紗里奈副代表=城山公園
ほとんど手が付けられず水が流れにくくなっていたビオトープ=4月11日、城山公園(森さん提供)
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ほとんど手が付けられず水が流れにくくなっていたビオトープ=4月11日、城山公園(森さん提供)
水が流れて子どもらが足を漬けられるようになった=城山公園
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水が流れて子どもらが足を漬けられるようになった=城山公園

 子どもたちがジャブジャブ遊べる水辺を作ろうと、兵庫県三田市の地域団体「くるり」が城山公園(三輪)にあるビオトープの再生に取り組んでいる。立ち上げたのは、関西学院大学3年生、森蓮音(れんね)さん(20)=同市。生まれ育った三田で、自然と共に生きるまちづくりを目指す。(喜田美咲)

 城山公園を管理する「パークマネジメント三田」と一緒に、同公園第2駐車場横にあるビオトープを整備する。ビオトープはもともと市が作ったが、管理が行き届かなくなった。今回、水の流れを止めていた泥や枯れ草を掘り返し、植物や水辺の生き物が息づく場にする。

 「くるり」は4月に発足。循環するイメージをもとに森さんが名付けた。大学の友人や、思いに共感した三田市在住の農家ら15人ほどが参加している。年齢層は高校生から70代までと幅広く、月1回のビオトープづくりのほか、市内の竹林整備や竹の活用も進める。

 森さんは西宮市にある関学大教育学部に通う。高校3年生の頃から環境問題に関心を持ち、生ゴミの堆肥化(コンポスト)を進めたり、健康のために動物性食材を取らない「ビーガン料理」を取り入れたりしてきた。

 教育を専攻する中、「今の子どもたちが地球を汚したわけじゃないのに、これまでの暮らしの影響を受けてしまうのは良くない」と考え、循環型の暮らしを広げ、子どもたちが住める状態の地球を残そうと模索するようになった。

 同時に、子どもたちが環境を学べる場としてビオトープの有効性に目を付けた。プラスチックごみ削減など環境保護の機運が高まっているが、「突然(プラスチックを使わない)『プラスチックフリー』と言われるより、実際に自然に触れてみるほうが興味を持てる」。ビーガン料理の教室で知り合った人や、自給自足を進める人らとの出会いに後押しされ、城山公園の管理者に交渉した。

 整備を始めてみると力仕事が大半で、多くの助けが必要だった。自分より年上の人たちに、「こうしてほしい」と頼むこともためらった。しかし、「軽トラ出したるよ」と声を掛けてくれる人がいる。農機具を持ち寄って集まってくれる人もいる。かき出した落ち葉は腐葉土として農業に生かす。不安は一瞬でなくなった。

 4月は中州を作り、水が流れるようにした。今月23日は川の脇の草を刈り、川の中に丸太を立てて飛び石のような道を作った。

 気付けば知り合いの知り合いが集まり、子どもたちは自分で遊びを見つけている。辺りでは日本固有種のシュレーゲルアオガエルも跳びはねている。ビオトープににぎやかさが戻った。

 森さんは「多様性を保ちながら、子ども向けの自然観察会を開くなど、みんなが集まれる場所にしていきたい」と話していた。

 活動への参加や問い合わせはくるりのメール(kururi.jyunkan@gmail.com)へ。

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