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心肺蘇生法を学ぶ児童=松が丘小学校
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心肺蘇生法を学ぶ児童=松が丘小学校
AEDの使い方を教える三田市消防本部の職員=松が丘小学校
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AEDの使い方を教える三田市消防本部の職員=松が丘小学校
三田市消防本部の職員とAEDの場所を確認する児童=三田市立松が丘小学校
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三田市消防本部の職員とAEDの場所を確認する児童=三田市立松が丘小学校

 心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方を学ぶ授業がこのほど、三田市川除の松が丘小学校で開かれた。子どもだけで行動する機会が増える夏休みを前に、友達や家族が突然倒れた時にどう行動すべきか、5、6年生の計30人が同市消防本部の職員から教わった。(小森有喜)

 同消防本部救急課が「命をつなぐ授業」として実施。心臓発作などによる突然死は全国で年間約7万件に上り、学校でも例年100人ほどが亡くなっている。今年に入り、大阪府高槻市の小学校で、5年生の男子児童が体育の授業中に倒れて亡くなる事故も起きた。

 救急課職員で救急救命士の仲内邦顕さん(37)は「勇気を出して大声で助けを呼び、できるだけ多くの人を集めて」と強調。119番通報、AEDを持ってくるといった行動を分担し、素早く対応するためだという。

 呼び掛けに応じず、普段と違う呼吸をしている場合は、胸骨圧迫による心肺蘇生法を行う。手を重ね、手のひらの付け根で圧迫。1分間で100~120回の速いペースで、強く押す。実際に体験キットを使って試した児童たちは、思った以上に力が必要で疲れた様子だった。仲内さんは「何人かで交代しながら、強く、速く、絶え間なく、ということを意識して」とした。

 さらに児童はAEDの扱い方も学習。突然死の多くは、心臓を構成する筋肉がばらばらに動き出す「心室細動」というけいれんのような状態になって起こる。そこに電気ショックを与え、元の規則正しい心臓の動きに戻す役割がAEDにはある。

 AEDを持ってくる間にも胸骨圧迫を続け、準備ができたら、素肌にパッドを右肩の下、左脇の下に貼り付ける。電気ショックが必要だと機械が判定した場合は案内の音声が流れるため、それに従って電源ボタンを押せば電流が流れる。6年生の佐藤壮君(11)は「AEDは思ったよりも簡単に使えた。何かあっても自分が動いて人を助けられるようにしたい」と話していた。

 同消防本部によると、市内で昨年、心臓や呼吸が止まった状態で119番通報があった事案のうち、通報者や近くにいた人が胸骨圧迫などの処置を取っていたのは82件中45件と半数ほどにとどまった。救急課長の山本圭一郎さん(51)は「下手に手を出さない方がいい、と考える人もいるが決してそうではない。難しいことではないと知ってほしい」と強調した。同消防本部では、授業を実施する小学校を募っている。救急課TEL079・564・7305

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