困りごと気軽に相談を 高齢者ら対象、無料の窓口開設 三田

2021/07/06 05:30

「住民が気軽に集まれる場にしたい」と話す志手原校区地域づくり協議会のメンバー=三田市志手原

 兵庫県三田市志手原の住民交流施設「しではらつながり広場」にこのほど、無料の福祉相談窓口ができた。月2回、高齢者支援センターの相談員が来所し、介護や保険などについてお年寄りらが気軽に相談できる場所を目指す。(喜田美咲) 関連ニュース 西宮市のまちづくり理念「文教住宅、平和非核、環境学習」3都市宣言の節目祝う 式典に650人 さんだ農業まつり盛況 即売会、ステージに1万5千人 三田牛の競りは最高額480万円、ドローンのデモ飛行も 甲子園球場でPV、阪神ファン1万3千人が声援 日本一持ち越しにファン「明日やな」 日本S第6戦


 志手原校区地域づくり協議会のメンバーが主催。毎月第1木曜と第3土曜の午後1時半から同3時、「三輪北・小野・高平高齢者支援センター」(小野)の相談員と保健師が対応する。
 名称を「ふくしなんでも相談会」にしたのは、介護や福祉の行政サービスだけでなく、年金や貯蓄、防犯、認知症予防、健康管理など、ちょっとした困りごとを相談できるようにするためという。自分や家族のことだけでなく、「最近、近所の人の顔が見えなくて心配」といった声などにも対応する。
 同協議会は2018年1月に発足。活動開始に合わせ、校区内の住民に地域の課題や要望についてのアンケートをとったところ、「気軽に生活相談ができる地域の活動拠点がほしい」との声が上がった。昨年10月、JA兵庫六甲志手原出張所の跡地を借りて、しではらつながり広場を開いた。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、イベントなどは実施できず、相談窓口の開設も延期となっていた。3度目の緊急事態宣言が解除されたこともあり、今月1日に窓口を開いた。今後はお年寄りだけでなく、母親世代が子育てについて集まって話し合ったり、地元の野菜を売ったりできるように検討していく。同協議会の西田孝夫会長(74)は「名前の通り、ここで地域住民のつながりを作っていきたい」と話している。
 開所は火、木、土曜の午後1~4時。志手原校区地域づくり協議会TEL079・556・7119

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