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竹炭パウダーを販売するくるりの森代表(中央)=三田市三田町
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竹炭パウダーを販売するくるりの森代表(中央)=三田市三田町
三田のモウソウチクで作った竹炭パウダー=三田市三田町
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三田のモウソウチクで作った竹炭パウダー=三田市三田町
生地に竹炭パウダーを混ぜた黒たこ焼き=三田市三輪3
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生地に竹炭パウダーを混ぜた黒たこ焼き=三田市三輪3
月1回集まり竹を切るメンバーら=三田市三輪3
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月1回集まり竹を切るメンバーら=三田市三輪3

 循環型の社会を目指す兵庫県三田市の地域団体「くるり」が、市内の放置竹林を活用した食用の竹炭パウダーを販売している。自然食品店「ビオターブル サント・アン」(三田町)の店頭や地域で開催されるマルシェなどで買えるといい、メンバーは「食べることで少しでも環境問題に関心を持ってほしい」としている。(喜田美咲)

 竹炭パウダーは10ミクロンの粉末状で、50グラム(税込み1100円)と500グラム(同5500円)で販売している。竹炭は体の代謝をコントロールするミネラル分を多く含むという。パウダーを加えても味は変わらないため、ヨーグルトやコーヒーに混ぜたり、着色料として使えたりし、「ハロウィーンなど季節のお菓子作りにぴったり」と勧める。

 くるりは関西学院大学3年生の森蓮音さん(21)=同市=が4月に立ち上げ、自然環境に関心のある人や農業従事者ら地域住民が参加する。城山公園(三輪)でのビオトープ作りなどを通して環境保全に取り組んでいる。

 現在、進めているのが三輪3のマンション裏にある竹やぶの整備。放っておくと、駐車場の車を覆ってしまう恐れがあるため、所有者に声を掛けて毎月1回、メンバーらがのこぎりなどで切っている。

 竹は1日に1メートル以上伸びることもあり、持続可能な素材として注目される一方、放置すればすぐにうっそうと茂る。生えて5年以上が経過した竹は、炭素の吸収率が減る。こうしたことを調べるうちに、「ある程度伐採することが環境に良いのだと知った」と森さん。

 商品の開発は、市内で竹林整備や草刈りを手掛け、くるりの活動に協力するグループ「草源舎」の廣谷龍児代表(57)との出会いがきっかけだった。草源舎では切り倒した竹を農業用のチップなどに加工しており、森さんは「(竹林の問題について)もっと広めるために、違う方法を考えてみては」と助言を受けた。

 くるりは循環をテーマに活動しており、生ゴミの堆肥化(コンポスト)のワークショップも開いている。森さんは「食べることで、地球も体もきれいになったらいいな」と食用の竹炭パウダーへの加工を思いついた。7月、専用の機械がある神鍋白炭工房(同県豊岡市日高町)に短く切った竹を持って行き、製造を依頼した。

 9月中旬から販売を開始。早速、竹林近くのたこ焼き店「たこ久」が竹炭パウダーを使った「黒たこ焼き」を作ってくれた。パウダーを販売するビオターブルの丸本晴圭店長(38)は「使い方を知ってもらうためにも、お菓子やお総菜に入れて販売をしてみたい」と意気込む。

 くるりは現在、畑を借り、竹炭で生ゴミを分解した堆肥や竹チップなど、竹だけを使った農業を実験的に進めている。森さんは「関心を持つと街中にも竹やぶがあることが分かる。(商品が)少しでも意識を向けるきっかけになれば」と話す。

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