三田青磁の限定商品 2022年の干支「寅」の置物、つややかに
2021/11/29 05:30
寅の置物=三田市三輪
師走が近づき、2022年の干支(えと)「寅(とら)」をかたどった三田青磁の置物が、三輪明神窯史跡園(兵庫県三田市三輪)などで販売されている。
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三田青磁は江戸時代から生産され、昭和初期まで全国に広く流通。世界三大青磁の一つに数えられる。干支の置物は毎年完売する人気商品で、陶芸家の伊藤瑞宝さん(58)=下相野=が手掛ける。
素焼きした後に釉薬(ゆうやく)を3度ほど重ね、約1250度の高温で焼くと、つややかで淡い緑色に仕上がる。いずれも50個限定の大・小サイズのほか、特徴を誇張したデザインの「モダン」も。迫力と躍動感のあるいでたちをしているが、表情には柔らかさも感じられる。
大は2750円、小とモダンは1650円。三輪明神窯史跡園(月曜休み)のほか、パスカルさんだ一番館(川除)、三田ふるさと学習館(屋敷町)でも販売している。同園TEL079・563・8211
(小森有喜)