三田

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「建物があるからこそ自然が映える」と話す中西征雄さん=三田市けやき台1
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「建物があるからこそ自然が映える」と話す中西征雄さん=三田市けやき台1
県道沿いの工場。積まれた丸太や止まった重機など、日常を切り取る
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県道沿いの工場。積まれた丸太や止まった重機など、日常を切り取る
高平地区の水田。画用紙の白を生かし、淡い色で水の透明感や反射を表現した
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高平地区の水田。画用紙の白を生かし、淡い色で水の透明感や反射を表現した
緑地の先に立つザ・セレクトンプレミア神戸三田ホテル
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緑地の先に立つザ・セレクトンプレミア神戸三田ホテル
三田大橋から武庫川の下流を望む
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三田大橋から武庫川の下流を望む

 葦の茎を使った「葦ペン」で兵庫県三田市内の田畑や町並みを描いた個展が、ウッディタウン市民センター(同市けやき台1)で開かれている。手掛けたのは同市の中西征雄さん(76)。植物が生み出す黒の輪郭が、背景の鮮やかさまで引き立たせる。5日まで。(喜田美咲)

 武庫川右岸を南北に走る県道141号沿い。積まれた丸太や重機に見覚えがある市民も少なくないのではないだろうか。西野上にある「三田チップ工場」を描いた作品は、工場内の陰が、裏に伸びる木々のグラデーションを強調する。

 三輪神社(同市三輪3)から見下ろした参道には住宅が立ち並び、遠くにうっすらと高層マンションが見える。そのほか木器の民家や淡いピンクのレンゲ畑、黄金色に光る小柿の田んぼなどもある。

 会場には市内で描かれた30点と、過去のコンテスト受賞作1点が並ぶ。中西さんは市内の同好会「葦の会」で活動するほか、月2回、さんだ市民センターで教室を開いている。

 大阪の会社に勤めていた54歳の頃、退職後の趣味を持つよう上司に勧められ、水彩画を描き始めた。

 3年後、三田の知人の紹介で葦ペンの会を知り、躍動感ある筆遣いに魅了された。

 葦ペンは、葦の茎を斜めに切った断面に黒のインクを付けて描く。力の入れ方やスピード、紙との角度を変えることで、線を太くしたりかすれさせたりと、1本から多彩な表現が生まれる。下描きをすると絵の勢いがなくなるため、一発勝負。短時間で描き上げ、色を乗せていく。

 2年前までは全国に足を運んでいたが、新型コロナウイルス禍で遠出を自粛。それを機に、地元により目が向くようになり、身近な風景を切り取るようになった。

 屋敷町の歴史ある町並み。運転中に見つけた交差点からの景色。「絵を描くと、それまで気にとめていなかった日常の一場面に面白さを感じるようになった」という。気付けば市内だけで120枚ほどになっていた。

 絵を見て「ここ知ってる」と言ってくれる人もいるといい、中西さんは「葦ペンの味わいと地元の魅力の両方を楽しんでほしい」と話している。

 無料。午前10時~午後5時。

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