年に一度のチャンス 甘い香りの米まんじゅう限定販売 三田

2021/12/11 05:30

師走の風物詩「米まんじゅう」=西村清月堂三輪本店

 兵庫県三田市で年に一度しか味わえない名物の和菓子「米(よね)まんじゅう」の販売が10日、市内の和菓子店5カ所で始まった。「西村清月堂」の三輪本店では早朝から甘い香りが漂い、多くの人が買い求めた。12日まで限定販売する。 関連ニュース 3日間だけ販売「米まんじゅう」 三田の年末の風物詩、15日まで「素朴な味楽しんで」 近所のおっちゃん優勝饅頭配り歩き→のし紙に「阪神タイガース顧問」 勝手な名乗りに総突っ込み 饅頭配りおじさんに聞いた ロシア巨大地震で兵庫にも津波注意報 避難指示、海水浴場閉鎖など各地に影響

 米粉で作った皮で自家製のこしあんを包み、表面にピンクや緑に着色したもち米をちりばめる。西村清月堂は三輪本店以外にキッピーモール店(駅前町)、イオン三田ウッディタウン店銘店コーナー(けやき台1)で1個130円で販売。「きねや菓舗」(三田町)と「松栄堂」(駅前町)でも店頭に並ぶ。
 江戸時代から続いた商店街の歳末大売り出し「三田せいもん(誓文払い)」の名物商品。10年前に「三田あきんどまつり」に名前が変わってからも市民に親しまれている。あきんどまつりは新型コロナウイルス禍で2年連続で中止になったが、米まんじゅうの販売は継続している。
 西村清月堂の西村欣祐(よしひろ)社長(68)は「冬の風物詩を食べて、季節を感じてほしい」と話している。西村清月堂三輪本店TEL079・562・0345、きねや菓舗TEL079・562・2233、松栄堂TEL079・563・7352
(小森有喜)

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