中学生がSNS炎上啓発動画作成 19日、スマホサミットで披露

2021/12/17 05:30

動画を作成した生徒会役員たち=狭間中学校

 狭間中学校(兵庫県三田市狭間が丘4)の生徒が、会員制交流サイト(SNS)が炎上することの危険性を訴える動画を作成した。生徒や保護者、校区内の小学校に限定公開し、スマートフォンの使い方を啓発した。生徒らは19日に神戸市中央区で開かれる「スマホサミットinひょうご2021」でも披露する。 関連ニュース 「いわもとQ、閉店したの?」SNSで噂かけめぐる 東京の人気店、突然の変化にファン嘆き「マジかよ」「嘘だと言って」 若年層と女性の自殺増 2019~22年で年間50人超 明石市、SNS相談充実へ 尼崎市職員が公用スマホ紛失、理由と時期を虚偽報告 「USB事案が頭よぎり、言い出せず」

 動画は生徒会役員9人が作った。あらすじは、中学2年の生徒が他人の畑からブドウを盗み食いした動画を撮影。友人と共有したところ拡散し、受験や就職に影響したという内容だ。夏休み前から取りかかり、11月3日にあった文化祭でも上映した。
 同校によると、生徒の8割超が携帯電話を所持。生徒らは、LINE(ライン)やインスタグラムなどのSNSを利用しており、生徒の写真や、ラインでのやりとりが知らない間に投稿されるケースもあったという。
 生徒会長で3年の生徒(15)は「今はまだスマホを持っていないが、トラブルに巻き込まれないよう、友達も巻き込ませないようにしたい」。3年の生徒(15)は「動画のような事態は誰に起きてもおかしくないので、気を付けてほしい」と話していた。(土井秀人)

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