保存期間過ぎたコロナワクチン１０５人に　最長８日、三田のクリニックまた誤接種

　兵庫県三田市は２７日、新型コロナワクチンの個別接種でエバラこどもクリニック（同市弥生が丘１）が保存期間を過ぎたワクチンを１０５人に接種していたと発表した。同クリニックでは３月にも誤接種があり、市は改善が確認できるまで同クリニックでの接種を中止する。 関連ニュース ３回目ワクチン接種、オミクロン株に有効　「中和抗体」２週間～１カ月で１００％に　神戸大調査 ワクチン「打たぬ選択ない」免疫学の第一人者、慎重姿勢を一転　データで安全確信 無料ＰＣＲ検査に殺到「ここまで感染増えるとは」　兵庫県が３６市町２５０カ所で実施

　市によると１５～２２日、１２～６３歳に誤って接種した。ワクチンはファイザー製で、冷凍保存の場合は１４日以内に使用するよう指導されていたが、２２日夜に超過に気付いたという。最長で８日過ぎていたが、２７日時点で健康被害は確認されていない。
　同クリニックでは３月、８～１１歳の児童６人に１２歳以上用のワクチンを誤って接種していた。（土井秀人）