お年寄りにカーネーション柄のコースター 有馬高生「笑顔あふれる毎日でありますように」

2022/05/10 05:30

生徒からコースターを受け取るデイサービス利用者=三田市川除

 母の日(8日)を前に兵庫県立有馬高校の家庭クラブは7日、中央デイサービスセンター(同県三田市川除)の利用者にカーネーション柄のコースター70枚を贈った。「笑顔あふれる毎日でありますように」といった手書きメッセージが添えられており、受け取ったお年寄りは顔をほころばせた。 関連ニュース 兵庫で誕生、酒米山田錦は「米寿」 カーネーションなど研究成果発表 農林水産技術総合センター 「花贈り文化」広め70年 花キューピット 県産のバラやユリ、ダリアを知事にアピール フルーツでつながる(5)青パパイア 花農家衰退の歯止めに期待

 同クラブが15年ほど前にカーネーションの造花のプレゼントから始め、毎年続けている。
 コースターは11センチ四方の麻布にピンクや水色のフェルト(9センチ四方)を重ね、縫い合わせて作った。麻布は端の糸をほどいてフリンジ状にし、カーネーションと猫の親子をかたどった手製のはんこを押した。布をまっすぐ裁断することなど細部にこだわり、部員6人で約1カ月かけて作り上げた。メッセージは家庭科の授業を受ける生徒全員が協力して1枚ずつ書いた。
 家庭クラブの3年小林萌恵部長(17)は「これからも元気で過ごしてほしい」と笑顔。2年の女子生徒(16)は「地域の人に会えて、喜んでもらえたのでよかった」と話した。
 デイサービスを利用する女性(87)は「メッセージがうれしい。大切に使います」。別の女性(73)は「コロナ禍が明けたら遊びに来てね」と声を掛けた。(喜田美咲)

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