三田市、物価高対策で18歳以下に1万円 補正予算案提出、12月末の支給開始目指す

2022/10/21 05:30

三田市役所=三田市三輪2

 兵庫県三田市は20日、物価高騰に直面する子育て世代の支援策として、18歳(高校3年生相当)以下の子どもに対して1人当たり1万円を支給すると発表した。所得制限は設けない。24日の市議会臨時会に2022年度一般会計補正予算案を提出し、12月末の支給開始を目指す。(土井秀人) 関連ニュース 三田市、全世帯の水道基本料金を4カ月免除 原油価格、物価高騰対策で 1人暮らし学生や子ども食堂支援 マックスバリュが「管理期限切れ食品」無償提供へ コロナ、物価高騰…苦しむ家庭に食品を 三田市社協が無償提供 市民から米や寄付金募る


 対象は約1万8千人を見込み、事業費は約1億8773万円。全額を国の臨時交付金で賄う。対象は04年4月2日に以降に生まれた人で、23年2月28日までに生まれた、または転入してくる人も対象となる。児童手当が支給されている世帯は登録している口座に振り込まれる。子どもが高校生以上のみの世帯、公務員世帯、所得制限で児童手当が支払われていない世帯は申請が必要となる。市子ども家庭課TEL079・559・5072
 また住民税非課税世帯などに対しては、1世帯当たり5万円を支給する。事業費は約5億1570万円を見込む。
 対象は9月30日時点で三田市に住民登録があり、世帯全員の22年度分の住民税均等割が非課税となる世帯。市は約9800世帯を想定しており、確認書を送付した上で11月下旬から給付を始める。
 今年1月から12月までに失業や労働環境の変化で家計が急変し、住民税非課税世帯と同様の経済状態になった世帯にも支給する。11月から申請を受け付け、審査終了後に給付する。市暮らしの安心課臨時特別給付金担当TEL0120・333・510

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