西播

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 園児数減少のため4月から休園する兵庫県宍粟市山崎町中野の都多(つた)幼稚園で19日、園と地域に感謝の思いを伝える「ありがとうの会」があった。卒園生や住民ら約150人が集い、計1049人が巣立った61年間の思い出を振り返った。(古根川淳也)

 都多幼稚園は同町北部の山間部にあり、旧山崎町が1956年に開設。当初は都多小学校の校舎の一室を借りていたが、69年に現在の園舎が完成。道路の向かいにある同小や地域と交流しながら幼児教育を行ってきた。

 当初は1学年に30~40人いたが、共働きで保育所に通う幼児の増加や少子化の影響で園児は減少。本年度は年長4人、年少0人だった。新年度の入園希望者も1人しかおらず、休園が決まった。

 式典では、PTA会長の森辻直子さんが「多くの人に来てもらい、都多幼稚園も喜んでいるはず。休園は寂しいが、今日は笑顔で過ごしましょう」とあいさつ。園の思い出を込めて作詞作曲した歌を卒園生が披露した。

 園庭には61年間の卒園写真が掲示され、幼き日の自分を見つけて笑みをこぼす地域の高齢者も。和太鼓演奏で盛り上がった後、全員で「都多幼稚園ありがとう」と声を合わせて青空に風船を飛ばした。

 亡父が61年前の開園に尽力したという蔦沢地区自治会長会副会長の平瀬順一さん(64)は「休園はさみしいが、教育を考えると同級生が多い方がいい。いつか子どもが増えて、園が再開してほしい」と話していた。

 新年度から、都多地区の入園希望者は、約5キロ離れた伊水幼稚園に通園する。

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