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ペーロン船14艇が収容できる艇庫=相生市相生6
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ペーロン船14艇が収容できる艇庫=相生市相生6

 兵庫県相生市が同市相生6で整備していた市無形文化財「相生ペーロン競漕」の新活動拠点「相生ペーロン海館」が完成し、18日、一般公開が始まる。14艇が保管できる艇庫や展望ロビーなどがそろう。約30人で木造船を手こぎする乗船体験もでき、2022年に100周年を迎える伝統文化の魅力を伝える。

 ペーロンは江戸時代、中国から長崎に伝わり、相生では1922年、長崎出身の造船所従業員が故郷を懐かしんで始めたとされる。相生ペーロン競漕は毎年5月に開催。大勢の人々でにぎわう。

 ペーロン競漕の活動拠点はこれまで道の駅・海の駅「あいおい白龍城」(同市那波南本町)に併設された「ペーロン海館」だった。市は100周年を見据え、地域文化を後世に伝えようと新拠点を整備していた。総事業費3億2千万円の半分は国の補助を充てた。

 2670平方メートルの敷地には桟橋2基を設置。鉄骨2階建て約1053平方メートルの新海館にはペーロン船の艇庫や修理庫、展望ロビー、会議室などを整備。歴史を紹介するパネルを展示し、ロビーからは乗船する姿を間近に眺められる。

 これまで行っていた体験乗船は市内外の学校や企業が年間10回ほど参加していたが、市はペーロンの魅力を発信するために受け入れ回数を増やす計画。「造船所近くで船をこぎ、相生らしい風景を海から楽しめる」(市地域振興課)と観光客増加も期待する。

 午前10時~午後4時。4~10月は水曜定休、11~3月は土日祝日のみ開館する。市地域振興課TEL0791・23・7133

(敏蔭潤子)

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