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紅白歌合戦初出場を喜ぶ岡重行さん(左端)ら=姫路市安富町安志
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紅白歌合戦初出場を喜ぶ岡重行さん(左端)ら=姫路市安富町安志
紅白出場決定後、初めて地元の舞台に立った丘みどりさん=11月26日、姫路市西延末(撮影・小林良多)
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紅白出場決定後、初めて地元の舞台に立った丘みどりさん=11月26日、姫路市西延末(撮影・小林良多)

 今年のNHK紅白歌合戦に初出場する演歌歌手、丘みどりさん(33)=本名・岡美里=の地元、兵庫県姫路市安富町や母校の山崎高校関係者の間で応援ムードが盛り上がっている。地元で育った若者が名実ともにスターの仲間入りを果たし、「丘さんのおかげで安富町にも活気が出てきた。これからは町をあげて応援したい」と祝福する。

 丘さんは安富町安志出身。5歳で民謡を習い始めたころから素質があったという。

 宍粟市千種町西河内に住む祖母(81)は「公民館の民謡教室に連れて行ったら、横で聞いただけなのにソーラン節を上手に歌って。先生が『この子の節回し、あんたらより上手やで』と驚いていた」と振り返る。

 小学1年で、民謡の名手として知られた姫路市広畑区の故橋本淳蔵さんに弟子入り。5年生で県日本民謡祭に出場し、大人と一緒に歌って史上最年少で県名人に選ばれた。

 山崎高3年のとき、大阪の大手芸能事務所のオーディションに合格。アイドルとして深夜のバラエティー番組に出演した。ただ、学校では歌声を披露することはなく、目立つ存在ではなかったという。

 当時の担任の女性(57)は「目の大きな美人だったが、純朴な生徒だったので芸能界と聞いて反対した。でも、テレビで見る姿には当時の雰囲気が残っているし、夢をかなえてくれてよかった」と祝福した。

 高校卒業後は民放番組のリポーターも務めたが、演歌歌手を目指してアイドルから引退。専門学校で歌を磨いた。カラオケ番組出演をきっかけに芸能事務所にスカウトされ、21歳で演歌歌手としてデビューした。

 母親の早苗さんが亡くなった後は、実家近くに住む北山いと枝さん(68)が母親代わりに丘さんを支え、姫路市周辺で小さなコンサートを何度も企画した。

 北山さんは「姫路市が観光大使に任命し、多くのイベントに招いてくれた。姫路城の知名度にあやかれたおかげで注目された」と市の後押しに感謝する。

 紅白出場が決まり、北山さんらを中心に地元で「安富後援会」を設立した。

 父親の姫路市職員、岡重行さん(59)には、出場が内定した後「決まったよ」と電話があったという。重行さんは「去年から紅白が期待され、本人も重圧だったはず。支えていただいた方々に恩返しでき、少しは肩の荷が下りたのでは」と娘の内心を推し量った。(古根川淳也)

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