西播

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築112年の木造家屋に開設する展示施設「陽だまり舎」と、人形作家の荒木富佐子さん=市川町上田中
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築112年の木造家屋に開設する展示施設「陽だまり舎」と、人形作家の荒木富佐子さん=市川町上田中

 兵庫県神河町在住の人形作家・荒木富佐子さん(70)が18日、市川町上田中の実家で、展示施設「陽だまり舎」をオープンする。築112年の木造家屋で7人家族がにぎやかに過ごした日々は、高度成長期前の農村風景を描く際のモチーフでもある。初回は1年半前に他界した実父大永富雄さんが描いた美人画や合戦図を交えた親子展で「作る喜びや人とのつながりを実感できる場に」と意気込む。

 和紙人形はキリの木などの芯にひき粉をまぶした糊で和紙を貼り、素朴でぬくもりのある風合いに仕上げる。荒木さんは子育て中の26歳のとき、何気なく手に取った教材をきっかけに没頭。民家での結婚式、餅つき、たき火…。家族や地域の人たちが自然と集う情景を描いてきた。個展は大阪や東京に広がり、全国コンクールの受賞歴もある。

 2016年9月、95歳で大永さんが亡くなり、実家が空き家になった。描きためた日本画を整理しながら「家族の思い出が詰まった場所をどうしたら残せるか」と悩んだ。思い返せば、来場者との会話が次の創作につながってきたといい、並べる作品は潤沢にある。「作品を介したコミュニケーションの場にしよう」と決めた。

 木造平屋のふすまを取り払い、大広間のようにした。人形作りの体験教室を毎月開くほか、地域の人が作品を披露できる場にも使っていきたいという。

 初回の展示は「陽だまりの想い ふるさとの村で父娘展」と題して18~22日、町文化センター(市川町西川辺)との2カ所で同時開催。人形が計約40点、びょうぶ絵を含む絵画が計約30点。陽だまり舎は市川町上田中163の1。(井上太郎)

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