西播

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大会をPRする神河町観光協会職員。たまたまコースの下見に来ていた浜本直秀さん(右)も一役買ってくれた=JR寺前駅前
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大会をPRする神河町観光協会職員。たまたまコースの下見に来ていた浜本直秀さん(右)も一役買ってくれた=JR寺前駅前
「第1回神河ヒルクライム」のコース(神河町提供)
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「第1回神河ヒルクライム」のコース(神河町提供)

 兵庫県神河町役場から峰山高原に向かう標高差773メートル、全長17・3キロの過酷なコースで自転車の走破タイムを競う「神河ヒルクライム」が7月1日、初めて開催される。ラスト4キロは斜度10%超の「激坂区間」連発で、町が制作したチラシに見える「DANGER」(危険)の警告が、ライダーたちの登坂魂をくすぐる。(井上太郎)

 ヒルクライムは主にスポーツ自転車(ロードバイク)で上り坂主体のコースの走破時間を競う。神河のコースは序盤から中盤にかけて比較的緩やかだが、疲労がたまった最終盤に「激坂」が複数あるため、ペース配分が難しい。下見に訪れたこの道8年で筋骨隆々の会社員(41)=岡山県=は「きついレースになりそう」と表情を引き締めた。

 勾配からは「上級者向き」とみられがちだが、試走した神崎高自転車競技部の選手からは「幅員が広くて走りやすい」との好評も得た。制限時間はゆったり2時間半、発走地点も駅に近い。同町の担当者はチラシに書いた「DANGER」など忘れてしまったかのように「初級、中級者も楽しみやすい」と呼び掛ける。

 当日は午前7時半に、神河町役場前からスタート。ロードバイクとマウンテンバイクの2部制で参加費は7千円(中高生5千円)。ロードは男子39歳以下と男子40歳以上、女子の部に分かれて競う。定員計500人。大会サイト(http://www.kamikawa-hill.com)から申し込みフォームに入るか、町観光協会へファクス(0790・34・0777)、郵送で申し込む。

 6月11日必着。町観光協会TEL0790・34・1001

■ヒルクライムを機に「自転車のまち」としてPR

 健康ブームやエコ志向を背景に、スポーツ自転車の愛好家が増える中、神河町はヒルクライムを機に「自転車のまち」としてPRを狙う。交通量が少なく、信号もほとんどない田舎道の利点を生かし、山あいの起伏や、自然豊かな風景を組み込んださまざまなコースを推奨していくという。

 越知川名水街道の自転車下りでも知られる同町だが、近年、JR寺前駅周辺でライダーがよく見られるようになり、町観光協会がPR策を考えていた。そこに、加古川市の企画会社が「「峰山高原は良いコースになる」と助言。1年足らずでヒルクライムの実現に持ち込んだ。

 同町によると、県内のヒルクライム大会はちくさ高原(宍粟市)や、菖蒲谷森林公園(たつの市)で開かれている。大会を続ける京都府南丹市美山町や、大阪府箕面市は、愛好家の“聖地”とされ、その背景には「信号が少ない」「適度な起伏がある」という条件がある。

 この条件を十分に満たすと自認する神河町は、ヒルクライムを開く峰山高原にとどまらず、平時も「銀の馬車道」「砥峰高原」「越知川」「新野の水車」を加えた計5コースを推奨し、まずは認知度アップを図る。第1回ヒルクライムの盛り上がりが、スキー場に続く観光誘致策の今後を占うことになる。

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