西播

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理化学研究所播磨事業所内の道を走行する自動運転バス=たつの市新宮町光都1
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理化学研究所播磨事業所内の道を走行する自動運転バス=たつの市新宮町光都1
実証実験中の自動運転バス車内。座席の奧に運転席はない=理化学研究所播磨事業所
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実証実験中の自動運転バス車内。座席の奧に運転席はない=理化学研究所播磨事業所
手動切り替え時に使うコントローラーを手にするスタッフ=佐用町光都、理化学研究所播磨事業所
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手動切り替え時に使うコントローラーを手にするスタッフ=佐用町光都、理化学研究所播磨事業所
約15キロ離れたウエスト神姫相生営業所で遠隔監視する社員=相生市竜泉町
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約15キロ離れたウエスト神姫相生営業所で遠隔監視する社員=相生市竜泉町

 自動運転バスを走行ルート外から遠隔監視しながら走らせる実証実験が23日まで、兵庫県佐用町光都などの理化学研究所播磨事業所内で行われている。運転手がいないどころか、運転席もなく、ハンドルやブレーキペダルすらない完全自動運転仕様の小型バス。体験乗車に参加し、見た目も中身も“近未来”な乗り物に試乗してみた。

 実験に使われているのは、ソフトバンク傘下のSBドライブ(東京)が所有する小型バス「ナビヤ・アルマ」。仏製で定員は15人。同社によると、仏パリでは公道を走行する実証実験が進んでいるという。車両の前後部に高性能のセンサーが備わり、人や動物を感知する。緊急時の乗客用停止ボタンや脱出用ハンマーなども備える。

 心を躍らせてバスに足を踏み入れる。床が低く、乗り込みやすい。座席は前後部に各4席と側面に3席。座席に腰を下ろすと、ゆっくりと動き始めた。

 車内はモーター音が少しするだけで、驚くほど静かだ。停車時に多少の衝撃はあるが、感覚的には電気自動車そのもの。ハンドルもブレーキペダルもないバスが、一般の車が行き交う道を走る光景は、まるで遊園地の乗り物が一般の道を走っているような不思議な感覚だった。

 あらかじめ設定したルート上は完全自動で走るが、ルート上にトラックが止まっており、バスは自動停止した。すると、同乗していたスタッフの男性が手動に切り替える操作をし、手にしたのはゲーム機「Xbox(エックスボックス)」のコントローラー。まさに、ゲームと現実が一体化したかのようだ。

 一緒に試乗した姫路市の会社員(51)は「楽しかったが、想定外の事態にどう対応するかが気になった。実証実験を重ねて安全を確保し、一日も早く実用化してほしい」と話した。

 一方、約15キロ離れた相生市竜泉町の「ウエスト神姫」相生営業所では、社員がパソコンの画面に映し出された走行状況やバッテリーの残量などを確認し続けていた。同社は中山間地域を含む西播磨で路線バスなどを運行。ドライバー不足の深刻さが増す中、自動運転バスに掛ける期待は大きい。

 高齢社会の中、小回りのきく小型バスの自動運転化が、中山間地域での新たなビジネスチャンスになりつつあることを痛感した。(河尻 悟)

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