西播

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再生した町家を日本酒バー「Sadoya」として運営する琴地さん(右)=宍粟市山崎町山崎
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再生した町家を日本酒バー「Sadoya」として運営する琴地さん(右)=宍粟市山崎町山崎
洋裁学校を改修して焼き鳥店を開く谷口さん=宍粟市山崎町山崎
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洋裁学校を改修して焼き鳥店を開く谷口さん=宍粟市山崎町山崎
貸しスペースとしてオープンした「よいまちや」に集まった「よいまちプロジェクト」のメンバー=宍粟市山崎町山崎
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貸しスペースとしてオープンした「よいまちや」に集まった「よいまちプロジェクト」のメンバー=宍粟市山崎町山崎

 レトロな町並みが残る兵庫県宍粟市山崎町の山崎地区で、にぎわい復活を目指す住民グループ「よいまちプロジェクト(山崎中心市街地活性化委員会)」が、長年空き家だった町家3軒の改修に取り組んでいる。1軒は貸しスペースとして既に完成し、2軒は今夏にも日本酒バー、焼き鳥店として開業する。グループは当面の目標だった町家再生を足掛かりに、さらなる地域活性化を目指す。

 同プロジェクトは2年前に発足。市商工会などの支援を受けながら、町並みを生かしたイベントや地酒復活に取り組んできた。町家再生には、県や市の補助金を活用した。所有者から物件を借りて建物の傷みを修理し、出店希望者を募って賃貸する形で実現した。

 日本酒バーになるのは、20年ほど前まで「さどや」として化粧品や手芸品を扱った明治期の町家。明石市出身で、山崎町の酒蔵で働く琴地あかりさん(28)が「Sadoya」として経営する。外観は「さどや」の雰囲気を残し、店内にカウンターなどを設けた。

 琴地さんは店を経営した経験はないが、日本酒の知識が豊富で、酒を通じて人が集まる場所づくりを目指していた。山崎を中心に兵庫の地酒をそろえるといい、「町の人に愛された『さどや』の思い出を残したかった。地元の人に喜ばれる店にしたい」と笑顔を見せた。

 焼き鳥店になるのは、40年ほど前まで「生田洋装学院」だった明治元(1868)年の建物。香川県出身で、8年前から山崎町の妻の実家で暮らす谷口誠さん(48)が経営する。名古屋や姫路市内の飲食店に計25年間勤めた経験があり、「町おこしに関わってみたい」と独立を決めた。

 播州百日どりや新潟県のへぎそばを使い、ランチタイムと夜に営業する。子育て中の女性が落ち着いて集まれる場所にしたいという谷口さんは「町ににぎわいを生むきっかけになれたら」と希望を思い描く。

 もう1軒は、大学と連携した地域創生を支援する県事業で電器店だった建物を改修し、「よいまちや」と命名した。県立大の学生が地域活性化を考える拠点となり、普段は会合やイベント時の貸店舗として利用する。

 同プロジェクトで町家再生を担当する三木秀章さん(45)は「この勢いでさらに出店者が増え、まちの活性化につながってほしい」と話していた。(古根川淳也)

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