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講演する蓮池薫さん=赤穂市中広
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講演する蓮池薫さん=赤穂市中広

 2002年に北朝鮮から帰国した拉致被害者の蓮池薫さん(60)が2日、兵庫県赤穂市中広の市文化会館で講演した。米朝首脳会談と非核化への動きを念頭に「『あとは拉致問題を解決すれば』と北朝鮮が考えだすような新しい状況だ。全員帰国への千載一遇のチャンス」と強く訴えた。

 蓮池さんは1978年、帰省中の新潟県柏崎市の海岸で拉致された。当時は中央大3年の20歳で「将来の夢と、家族との絆が一瞬で断ち切られた」。数カ月間は帰国を求め続けたが「招待所」で監視されるうちに、平壌の市街地で日本人取材班を見つけても、同行していた指導員に「避けましょう」と進言するようになった。「恐怖心と現実が本心を押し殺し、忘れさせた」という。

 北朝鮮が日本人拉致問題の再調査を含む包括的調査を約束したストックホルム合意から4年、日朝首脳会談から16年の歳月を「今も残る人たちの精神はもうすり切れてすり切れてボロボロのはず。大げさでなく秒を争う」と強調。「政府は生存の裏付けとなる情報を活用し、北朝鮮が求める経済的見返りと、帰国させない場合の制裁のギャップを駆使して」と指摘し、「一人でも多く、新たな夢と家族との絆を取り返してほしい」と話した。(井上太郎)

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