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増築された宍粟牛専用の牛舎と柴原代表=宍粟市波賀町戸倉、道谷牧場
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増築された宍粟牛専用の牛舎と柴原代表=宍粟市波賀町戸倉、道谷牧場

 兵庫県宍粟市のふるさと納税の返礼品として人気が高く、手元に届くまで数カ月待つこともある「宍粟牛」を生産する道谷牧場(同市波賀町)にこのほど、約100頭分の牛舎が増築された。肥育・販売する柴原精肉店(同市一宮町)は、今後10年かけて飼育頭数を現在の約70頭から倍増させる計画で、地域の特産品として需要に応えられる体制を整える。

 同店は約50年前から、専用牧場で育てた黒毛和牛を「宍粟牛」として精肉に加工し、すべて自店で販売。これまで年間約40頭を出荷していた。

 だが、2014年に同市がふるさと納税の返礼品として宍粟牛を扱うと、多い年は年間5千件の注文が入り、納品まで半年待ちの状態になった。人気とともに知名度が広がり、ステーキ店やスーパーなどからも引き合いが来るように。しかし商品が少ないため、需要に対応できなかった。

 牛舎の増築を考えていたところ、畜産を支援する国の補助金事業に採択され、同市やハリマ農協などと協議会を結成。会として約1億円かけて500平方メートルの牛舎2棟と堆肥舎などを建設し、同店が借り受ける形で使用することになった。

 今後は牛の品質を維持しながら徐々に飼育頭数を増やし、10年後にはこれまでの倍となる年間80頭の出荷を目指すという。

 同店はかつて旧宍粟郡周辺の5カ所で牛を肥育していたが、同じ飼料でも氷ノ山のふもとにある道谷牧場で肥育した牛の肉質が良く、15年ほど前から1カ所に集約した。

 柴原政司代表(53)は「道谷を宍粟牛発祥の地として、将来は数千頭を飼育する畜産団地に育てたい。過疎化が進む市北部の産業として地域に貢献できれば」と話した。(古根川淳也)

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