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駅弁の掛け紙、山陽鉄道の乗車券など時代を感じさせる貴重な資料が並ぶ=龍野歴史文化資料館
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駅弁の掛け紙、山陽鉄道の乗車券など時代を感じさせる貴重な資料が並ぶ=龍野歴史文化資料館

 兵庫県たつの市の鉄道史を約500点の関連資料でたどる特別展「たつのに鉄道がやってきた」(神戸新聞社など主催)が20日、龍野歴史文化資料館(同市龍野町上霞城)で始まった。地域に産業の発展をもたらし、観光振興に寄与した鉄道の役割を見つめる。

 日本最初の鉄道が新橋-横浜間で開業したのが1872(明治5)年。たつの市では89年に山陽鉄道が姫路から延伸し、翌年に竜野駅が誕生した。

 ただしそのルート選定は着工直前までずれ込んだ。87年の山陽鉄道会社報告書には、山間部を避け平野部にルートを変えた記録が残る。工事費を抑え、早期開通を目指した狙いは明らかだ。株主には龍野の経済人が名を連ねた。

 一方、姫新線(当時の姫津線)は1936(昭和11)年に全通。同市新宮町の千本、西栗栖駅は関連用地を地元が提供した。千本駅の駅名は当初「東栗栖」で話が進んだが、宿駅で知られた名を残そうと再考を求めた地元の請願書を展示する。

 明治期には東西を走る山陽鉄道に対し、南北を結ぶ鉄道の構想も浮上。揖保川沿いに走らせることを夢見て設立された山崎軽便鉄道など会社の関連資料も紹介する。幻に終わったが、近代化の象徴である“鉄道熱”の高さがうかがえる。

 また「龍野の鮎業」が、西日本の名だたる観光地とともに宣伝され、鮎狩りでにぎわう往事の揖保川を写真で振り返る。

 11月25日まで。月曜休館。一般400円、小学生~大学生100円。

     ◇

 10月21日午後2~3時に学芸員の展示解説、11月4日に淳心学院の鉄道研究部が鉄道の魅力を紹介するミュージアムトーク(いずれも予約不要)を予定。同17日に姫新線イベント列車による「斉藤雪乃トークショー」(参加費1500円、先着33人)、同23日にJR竜野駅など鉄道遺産を巡る現地見学会(参加費1500円、先着30人)を開催する。龍野歴史文化資料館TEL0791・63・0907

 同市新宮町宮内の埋蔵文化財センターで企画展「播電鉄道物語」を同時開催中(12月3日まで)。同センターTEL0791・75・5450

(松本茂祥)

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