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ミニコミ紙「ふくうら」の400号を発行した吉栖清美さん=赤穂市福浦
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ミニコミ紙「ふくうら」の400号を発行した吉栖清美さん=赤穂市福浦

 兵庫県の西南端、赤穂市福浦の地域情報を伝えるミニコミ紙「ふくうら」がこのほど、発行400号を迎えた。取材や編集を1人で担う地元の吉栖清美さん(79)が1985年6月から毎月発行。足かけ33年で大台に達した。(坂本 勝)

 B4判表裏のモノクロで、発行日は毎月23日。現在の発行部数は約350部で、地元自治会に入っている世帯のほか、市役所などには吉栖さん自身が配っている。

 ふくうらは、福浦本町自治会の会報紙「ほんまち」として始まった。第1号のトップ記事は「まちづくりの活性化目指し コミュニティ推進モデル地区 本町が指定」だった。当初は手書きで、見出しも紙製の印刷用活字を切り貼りして作成。写真の代わりにイラスト集から記事に合う絵を選んでいた。

 191号(2001年4月)から「ふくうら」に改題。本町と新田を合わせた福浦全域を対象にした。200号(02年1月)では1992年に起きた鷲台山の山火事後に判明した山腹の亀裂について、崩落防止工事が終わったことをトップで紹介。300号(10年5月)では住民参加型のスポーツイベント「赤穂市チャレンジデー」を伝えた。

 400号では、災害時の避難場所や少子高齢化対策などを話し合った新田地区のまちづくり市長懇談会を記した。地域内外を駆け回り、同号の表紙には写真6枚を載せた。

 忘れられないのは、福浦が岡山県日生町から分かれて越県し、赤穂市に編入した歴史の連載だ。吉栖さんは「合併の成否を判断するのは後の世の人。そこに住む人たちが時代ごとに協力して住みよい町をつくり上げることが合併の永遠のテーマ」と結んでいる。

 吉栖さんは「できることをできる範囲でやらせてもらうという気持ちで、書くことが苦にはならなかった。毎月の発行が空気のように当たり前で、発行が止まって初めて気付いてもらえるのでは」と笑う。

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