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制作時期が300年前と判明した賀茂神社の神馬像=たつの市御津町室津
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制作時期が300年前と判明した賀茂神社の神馬像=たつの市御津町室津
神馬像の内部に残っていた墨書。室津の名だたる有力商人が名を連ねる(賀茂神社提供)
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神馬像の内部に残っていた墨書。室津の名だたる有力商人が名を連ねる(賀茂神社提供)

 賀茂神社(兵庫県たつの市御津町室津)の絵馬堂に伝わる神馬像が約300年前に作られ、地元の商人によって奉納されていたことが、修復に合わせて行われた調査で分かった。内部に残されていた墨書に、廻船問屋の経営者らが名を連ねていた。真っ白にお色直しされた神馬像は新年から参詣者にお披露目される。

 神馬像は神の乗る馬として神社に奉納される。同神社の神馬像は、寄せ木造りの白馬で高さ約1・9メートル、長さ約1・8メートル、幅約50センチ。同神社で進行中の檜皮屋根葺き替え修理に合わせ、氏子総代会長の津田正信さん(70)の寄進で今秋、修復に着手した。

 作業に携わった奈良県大和郡山市の専門業者によると、たてがみ部分をつけ替え中に切り込み部分から体内をのぞくと、右耳の裏辺りに文字が記されているのに気付いたという。カメラを差し入れ、12人の願主の名を確認。「紀伊国屋源兵衛」「一家万右衛門」「薩摩屋藤七郎」といずれも廻船問屋の経営者で本陣を務める商人が含まれていた。1733(享保18)年に室津で制作され、作者は姫路の佐伯梅印と分かった。

 県立歴史博物館の神戸佳文・社会教育推進専門員は「室津の港に拠点を置いた当時の有力商人が分かる資料と考えられる」と指摘。岡研作宮司は「300年も前の制作と判明し驚いた。次世代へ受け継げるのはありがたい」と話していた。(松本茂祥)

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