西播

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大きく成長し、出荷されるオイスターサーモン=赤穂市坂越
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大きく成長し、出荷されるオイスターサーモン=赤穂市坂越
桜ずしやサラダなどの料理=赤穂市坂越
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桜ずしやサラダなどの料理=赤穂市坂越

 兵庫県赤穂市坂越で、特産の養殖カキを餌に与えて育てた「オイスターサーモン」の出荷が始まった。全国各地で養殖される「ご当地サーモン」の一つ。栄養豊富なカキを食べて成長し、良質の脂と甘い身、もちもちした食感が特長で商標登録を申請中。刺し身や桜ずし、あぶりサラダなど、料理の販売も開始した。関係者は「春先から初夏の赤穂の新名物に」と意気込む。

 赤穂市漁業協同組合の組合員で、カキ養殖のほか、イカナゴのシンコ漁なども手掛ける上田水産が養殖した。上田武司社長(51)は市場に出るサーモンはトロサーモンに代表されるように脂っぽく、食材本来の高タンパクと、うま味を損なっていると感じていた。一方で、坂越で取れるアナゴなどは養殖場から落ちたカキを食べ、良質の脂を持ち、おいしいと体感していた。

 同社はニジマスの改良種「トラウトサーモン」の稚魚を宍粟市山崎町の「遊ファーム」から仕入れた。水槽に入れてトラックで運び、海水に慣らして昨年11~12月、坂越湾に浮かべたいかだのいけすに入れ、約3千匹を育てた。餌やりは1日4回。30センチ程度だった稚魚は大きい物では60~70センチに。餌のパレットにむき身のカキをたっぷりと入れ、いけすの海面上にはカワウよけの網を張った。

 いけすから網ですくい、大型の魚を選んで出荷。地元の海の駅「しおさい市場」では水揚げしたてを調理する。熱したオリーブ油をくぐらせるしゃぶしゃぶや赤穂の塩と酢で締めた桜ずし、釜飯、バジル風味のピザなど7種を用意する。

 同市場内の店舗「くいどうらく」店長の阿部健太さん(33)は「冬のマガキと入れ代わりの時期に新名物をPRしたい」、上田さんは「ホテルや旅館などからも問い合わせが多い。県内産の新名物を赤穂の観光資源に」と願う。

 しおさい市場TEL0791・46・8600

(坂本 勝)

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