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股野藍田ら郷土が生んだ偉人の書画に見入る前嶋第誓さん=たつの市龍野町中霞城
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股野藍田ら郷土が生んだ偉人の書画に見入る前嶋第誓さん=たつの市龍野町中霞城

 龍野藩に生まれ、明治政府の宮内省で詔勅の起草などに携わった股野琢(雅号・藍田、1838~1921年)を中心に、揖保川流域から身を立てた郷土の偉人約20人の遺墨展が、兵庫県たつの市龍野町中霞城の旧脇坂屋敷で開かれている。書画作品約50点を紹介する。5月6日まで。

 郷土史家の前嶋第誓さん(56)=姫路市=が、幕末から近代に各方面で足跡を残した先人を顕彰しようと企画。作品は収集家や遺族から借り受けた。

 股野は龍野藩お抱えの儒者の家に生まれた。宮内省の高級官僚となり、帝室博物館総長、宮中顧問官を務めた。漢文学の大家として知られ、昭和天皇の誕生時に名前と称号を上申する大役を果たしたといわれる。

 藩主脇坂家との関わりを終生重んじ、大正天皇の大礼の際に着用した式服を龍野神社に奉納した。今回は同天皇の即位礼に参加した感慨を漢詩にしたためた掛け軸など約20点が並ぶ。

 林田藩校教授で漢詩人だった河野鉄兜の自作の詩、弟・東馬の屏風画も展示。日本一の大地主として知られる山形県酒田市の本間家の食客となった漂泊の文人、神楽江薫の水墨画は、飄々とした筆致が目を引く。前嶋さんは「揖保川流域の歴史ある文化の流れを感じてほしい」としている。

 午前10時~午後4時。入場無料。22、23日は休館。旧脇坂屋敷TEL0791・62・5552

(松本茂祥)

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