西播

  • 印刷
「放亀山古墳群調査報告書」と山中良平学芸員=赤穂市役所
拡大
「放亀山古墳群調査報告書」と山中良平学芸員=赤穂市役所

 兵庫県赤穂市教育委員会は、市内で初めて前方後円墳と確認された放亀山1号墳(同市東有年・有年楢原)を含む放亀山古墳群の調査報告書を発行した。方形部と円形部をつなぐ「くびれ部」が全国でもまれな構造であることなど興味深い調査結果が盛り込まれている。24日から1部800円で販売する。

 「放亀山古墳群調査報告書」(A4判、200ページ)。市教委は円墳だと考えられていた同1号墳を2017年度に調査。古墳の葺石やテラス面と呼ばれる平たん面などを良好な状態で確認した。墓穴の輪郭を頂上部で見つけたほか、供えられた土器なども出土。約1700年前の古墳時代前期前半の古墳と分かった。

 くびれ部の特殊な構造は発掘例が極めて少ないことが判明。県内の前期古墳でこれほど残りが良く、年代を特定できる前方後円墳の発掘例も珍しいという。

 調査した山中良平学芸員(31)は「出土した土器の破片は、畿内の中枢部の物と作り方が似通い、政権とのつながりが感じられる。学術的にも貴重な調査成果となった」と話している。

 600部発行。うち100部を市教委や有年考古館、歴史博物館で販売。市教委文化財係TEL0791・43・6962

(坂本 勝)

西播の最新
もっと見る

天気(11月21日)

  • 15℃
  • ---℃
  • 0%

  • 14℃
  • ---℃
  • 20%

  • 16℃
  • ---℃
  • 0%

  • 15℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ