西播

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頂上へ先に着いた児童に大声で呼び掛ける児童たち=千ケ峰
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頂上へ先に着いた児童に大声で呼び掛ける児童たち=千ケ峰

 児童数が減少し、来年3月での閉校が決まった兵庫県神河町越知の越知谷小学校が27日、近くの千ケ峰(標高1005メートル)で、児童と保護者の「親子ふれあい登山」を開いた。10年ほど前に途絶えた学校行事で千ケ峰に登った親や教諭ら計約60人が、雨でぬかるむ山道をゆっくりと踏みしめた。

 前身の越知谷尋常小学校が1901年に開校。地元は林業が栄え、戦後、越知谷第二小がいったん独立。少子化が進み、2005年に2校が統合した。児童30人で11人は山村留学生。地元の要望を受け、南西約8キロに離れた神崎小学校への統合が3月に決まった。

 思い出を刻もうと同校が登山を企画。冷たい風とあられが吹き付ける中、尾根の登山口から頂上まで片道約2キロを歩いた。越知谷第二小OBの会社員男性(41)は「昔はもっと険しい山道を登った。これぞ地元の大自然」と誇らしげだ。晴れ間がのぞくと長男(4年)が「すごい、きれい」と感嘆。360度、山並みと田園地帯の眺望に目を輝かせた。

 頂上で昼食を取り、記念撮影。児童は「平成ありがとう」などと思い思いに叫び、笑い合った。地元の5年生2人は来春から神崎小に通う。女児は「少人数だから入学式で手をつないでたよね」と懐かしみ、もう一人の女児は「越知谷小で卒業したかったけど、今日は忘れられない一日になった」。大塚高誉校長(56)は「最後の1年は今まで以上にみんなで地域の自然、歴史に触れる年に」と話した。(井上太郎)

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