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ごみ収集がストップする年末年始明けの回収場所。2週間分の可燃ごみが山積みになり、カラスを追い払うため近くの女性が立ち続けていた=1月10日、宍粟市山崎町上寺
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ごみ収集がストップする年末年始明けの回収場所。2週間分の可燃ごみが山積みになり、カラスを追い払うため近くの女性が立ち続けていた=1月10日、宍粟市山崎町上寺

 可燃ごみの収集日が週1回の兵庫県宍粟市で、週2回に増やすか否かの議論が白熱している。市側は今夏に市内全域で2回収集を検討していたが、議会から「週1回はごみ減量化の先進例」「増加する費用をほかの予算に使うべき」などの意見が出て見送りに。宍粟にごみ2回収集は必要なのか。市は改めて市民の意見を集め、判断したいとしている。(古根川淳也)

 市によると、県内でごみ収集が週1回なのは同市と佐用町のみ。転勤や結婚で市外から転入した人は「驚いた」「あり得ない」と声を上げるが、市内では40年以上前から定着する。ごみ減量を目指す他県の自治体から「どうやって1回に減らしたのか」と問い合わせを受けたこともあるという。

 しかし、幼児がいる家庭では紙おむつなどの可燃ごみが毎日出るため、子育て支援策として昨年7~9月、市内4カ所のモデル地区で週2回収集を試験的に実施。対象地域ではごみ収集量が前年同期比で19%増加した。

 収集経費は週1回でも年間約8700万円かかっており、期間終了後に費用も示してアンケートしたところ「2回収集はありがたいが、費用を考えると1回でいい」など、コスト面を意識した意見が多く寄せられた。希望する回数も「週2回」は35%にとどまり、「夏場だけ週2回」35%▽「週1回」16%▽「どちらでもいい」12%となった。

 ただ子育て世代や大人用おむつを使用する世帯では週2回の利用率が高いことから、市は定住対策として効果があると判断。2回収集を全市的に実施した場合の年間経費を2500万円増の1億1200万円と試算し、2019年度から夏場のみ、21年度からは通年で導入する案を計画した。

 他方、2月にあった市議会の常任委員会で与野党議員から「分別を徹底すれば1回で十分。2回になると安易にごみを出す人が増える」「農村部に週1回で困っている人はいない。地域の事情を無視して市内一律に導入する考えは改めるべき」などの異論が出た。市は19年度の実施を取りやめ、検討を続けることにした。

 市は「モデル地区の意見で方針を決めたが賛否両論をいただいた。今後のことは全市的に意見を聞いて決めたい」としている。

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