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戦地の兵士が家族に宛てた軍事郵便などの展示=赤穂市有年楢原
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戦地の兵士が家族に宛てた軍事郵便などの展示=赤穂市有年楢原

 兵庫県赤穂市教育委員会は太平洋戦争中、兵士が戦地から家族に宛てた軍事郵便などの企画展「戦地からの便り-有年村と戦争」を有年考古館(同市有年楢原)で開いている。家族への愛情がはがきいっぱいにつづられ、戦後73年余りたった今も見る者の胸に響く。

 送り主は有年村で育ち、小学校の教員だった久保良一さん。1943年3月に召集され、陸軍姫路第54師団衛生隊に配属。6歳だった長男良道さん(故人)や1歳だった次男昭臣さんら家族を残し、同年6月にビルマ(現ミャンマー)へ派遣された。45年6月、赤痢にかかって33歳で戦病死した。

 戦後60年以上たった2006年、中学校長も務めた良道さんは父から届いた便りなど約45点を「父と歩んだ六〇年-戦地からの便りに想う」として出版した。展示では遺族が寄贈した軍事郵便など約40点が並ぶ。

 「シッカリトベンキョウシテツヨイ子ドモニナッテオクレ」「オ父チヤンハゲンキデス」。子どもが読めるようはがきはカタカナの文字でびっしりと埋まる。良一さんは絵が上手でヤシの木や牛が引く荷車、籠を頭に載せて歩く住民など、現地のスケッチも交えた。

 市教委文化財係の山中良平学芸員(31)は「平成から令和という時代の節目に改めて戦争について考えるきっかけに」と話す。

 7月1日まで。午前10時~午後4時。無料。火曜休館。同館TEL0791・49・3488

(坂本 勝)

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