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新婦と両親を乗せて進む嫁入り船=昨年10月28日、赤穂市の坂越湾
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新婦と両親を乗せて進む嫁入り船=昨年10月28日、赤穂市の坂越湾

 兵庫県赤穂市坂越で花嫁が和船に乗って新郎の元へ嫁ぐ「坂越の嫁入り」を昔の形に近づけて再現しようと、住民らがインターネットで資金を募っている。昭和初期に途絶えた独自の婚礼様式を住民らが再現。昨年10月にも実現したが、新郎新婦が杯で酒を飲む「三三九度」や子どもによる酌などは省略していた。復活を望む住民もおり、費用を賄うため、広く協力を求めている。

 昭和初期まで続いた伝統的な婚礼行事。坂越湾に面した集落は細く険しい峠道しかなく、海路から新婦が輿入れし、舟で浜辺に着いた花嫁が仲人と共に新郎宅まで歩いた。道路整備などで行われなくなった伝統文化を復活させようと2014年に市民有志が再現。昨年10月にも婚礼企画会社が住民らの協力で実施した。

 今年も婚礼企画会社の事業として11月2日の実施を目指す。大勢が見守る前で三三九度を再現。「おさかなここに」という港町ならではの掛け声とともに、子どもたちが酌をする。雅楽の演奏やちょうちん行列も予定する。

 日本遺産の北前船寄港地、坂越浦で1組でも多くのカップルに結婚式を挙げてもらおうとするが、住民の寄付なしでは存続すら難しいという。坂越のまち並みを創る会の門田守弘さん(67)は「晴れの行事を地元の人もお祝いして楽しんでほしい」と話す。

 支援金の使い道は、三三九度の儀式再現3万円▽子どもの衣装費5万円-など。赤穂市のクラウドファンディング応援事業で、「ファーボ兵庫」から検索できる。同会事務局(坂越まち並み館内)TEL0791・48・7770

(坂本 勝)

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