西播

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住職を務める寺院にカフェを開店した青木敬介さん。地元の交流の場づくりにも熱心だった=たつの市御津町岩見(2012年3月)
住職を務める寺院にカフェを開店した青木敬介さん。地元の交流の場づくりにも熱心だった=たつの市御津町岩見(2012年3月)

 兵庫県たつの市の市民団体「播磨灘を守る会」を半世紀にわたり率いた青木敬介さんが1日、逝った。高度成長期、深刻な公害で変わり果てた古里の海を取り戻そうと始めた活動は、原発や米軍普天間飛行場の辺野古移設など環境を脅かす社会問題へと批判の矛先を向け、全国の同志と手を携えた。仏教思想を背景に平和を尊び、あらゆるいのちが輝く世界を理想に、求道者として86年の人生を貫いた。

 1971年の同会結成は「瀕死の海」を目の当たりにした怒りが原点だった。播磨灘は赤潮、油濁汚染で定置網の魚は死んだ。工場排出の有害物質への対応にとどまらず、75年の「赤潮訴訟」では四国の漁師を支援し法廷で証言。液化天然ガス基地建設の反対運動も展開した。中学教師、実家の寺の住職を務め、「弱い庶民が困窮するこの状況を親鸞聖人ならどうされるか」-。この問いが行動の哲学となった。

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