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地域の子どもたちが集う「あこう子ども食堂」。困窮家庭に届ける食品も募っている=赤穂市民会館
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地域の子どもたちが集う「あこう子ども食堂」。困窮家庭に届ける食品も募っている=赤穂市民会館

 兵庫県赤穂市民会館(同市加里屋中洲3)で「あこう子ども食堂」を開く市地域活動連絡協議会が、諸事情で同食堂に来られない子どもや家族の元へ食材や食品を無料で提供する「こども宅食」を始めた。ひとり親家庭などの自宅に1、2カ月に一度、ボランティアが届ける。配送を機に、貧困問題の解決につながるセーフティーネットづくりに役立てる。

 同食堂は同協議会が2017年度に開設した。1人で食事をする共働き家庭の子どもや、経済的に支援が必要な子どもたちに無料で食事を提供する。高校、大学生や社会人のボランティアが、多い日には80人以上集まる子どもたちに声を掛け、調理や配膳などを手伝う。食材やデザートなどは地域の団体や飲食店、個人らが善意で寄せている。

 同協議会代表の岩崎由美子さん(54)=同市=は、同食堂が子どもの居場所づくりになっていると手応えを感じる一方で、子ども食堂にも来られない困窮家庭への支援を模索。赤穂中学校区を対象にした同食堂で月2回のうちの1回分の対象者を、不登校生らに限定するとともに、市内全域を対象に、まずは3世帯への食品配送を始めた。

 フードバンク関西、同はりま、コープこうべなどと連携し、困っていても相談できない家庭を包括的に支えていく。連携によって、児童虐待や家庭内暴力(DV)などへの専門家の支援につなげることも想定する。配送ボランティアら協力者を増やすことも課題だ。

 岩崎さんは「食品の配送を機に、食事にさえ困っている家庭にも手を差し伸べたい。困窮家庭へのアンケートを実施し、行政とも今後連携するなど、丁寧な支援につなげたい」と話す。

 不登校の子どもを支援する活動も、毎月第2、第4月曜日に同市加里屋の古民家tunaguで開いている。(坂本 勝)

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