西播

  • 印刷
南アフリカへ送る文房具を募った伊藤百花さん=上郡町光都、兵庫県立大学付属高校
拡大
南アフリカへ送る文房具を募った伊藤百花さん=上郡町光都、兵庫県立大学付属高校
南アフリカの施設で遊ぶ子どもたち(伊藤百花さん提供)
拡大
南アフリカの施設で遊ぶ子どもたち(伊藤百花さん提供)

 兵庫県立大付属高校3年の伊藤百花さん(18)=姫路市=が、文房具約70キロを南アフリカへ送る。昨夏、現地の貧困地域でボランティアを経験し、子どもたちに文房具が不足していることを知った。文化祭などで寄付を呼び掛け、賛同の輪が広がった。

 子どもの頃から国際協力活動に関心があり、南アでは白人と黒人が使うトイレが異なっていたことを知り、衝撃を受けたという。高校2年の夏、文部科学省が中心となった海外留学支援制度に応募した。「南アの現状を知りたい」と英国の団体を通じて現地でボランティアを行う計画書を送り、面接を経て約4倍の難関を突破。返済不要の奨学金を得た。

 2018年7月初旬から1カ月、ケープタウンで活動した。都市部に点在する貧困地帯に幼児から8歳くらいの子どもたちがいるケアセンターや孤児院があった。「ビル街に道路一つ隔てて、トタン屋根やコンテナに貧しい黒人が暮らしていた」。格差を実感しながら持参した折り紙などで子どもたちと交流した。

 子どもたちは約30人が小さな部屋に入り、クレヨンの取り合いになることもあった。「文房具が十分あればけんかせずに遊べるのに」と感じ、帰国後、教員と相談し、文化祭などで寄付を募った。

 クレヨン、鉛筆、消しゴム、折り紙、ファイルなど段ボール8箱分に達したため、空輸から船便に切り替えて発送を準備している。伊藤さんは「多くの人に共感してもらって、これだけの文房具が集まった。責任を持って届けたい」と力を込めた。(伊藤大介)

西播の最新
もっと見る

天気(9月22日)

  • 28℃
  • ---℃
  • 70%

  • 26℃
  • ---℃
  • 70%

  • 29℃
  • ---℃
  • 60%

  • 27℃
  • ---℃
  • 50%

お知らせ