西播

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国の「ため池百選」に選ばれた西光寺野台地のため池群=姫路市船津町(撮影・井上太郎)
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国の「ため池百選」に選ばれた西光寺野台地のため池群=姫路市船津町(撮影・井上太郎)
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 農業用ため池の管理状況などを確認する2018年度の兵庫県内一斉調査で、姫路・西播地域5市6町のため池の数(19年4月時点)が、前年から212カ所増えたことが分かった。県内全域では、自然消滅した池を数に含めていた淡路地域の例などもあり、総数の約35%に当たる1万3252カ所の大幅減となったが、これとは対照的に未把握だった池が浮かび上がる結果となった。(小川 晶)

 県農村環境室によると、19年4月時点の県内全域のため池は2万4400カ所。18年4月の3万7652カ所から大幅に減った。調査は17年に三田市であった決壊を受けて行われたが、既になくなっていた池を計上していた事例が相次いで見つかったためという。

 とりわけほぼ半減となった淡路地域が顕著で、淡路市の7654カ所減など3市合計で1万1293カ所のマイナス。山の中などの小規模なため池の消滅を把握できていなかったとみられる。

 一方、姫路・西播の5市6町では、19年4月時点で前年同期と比べ約11%、212増の2163カ所。宍粟、市川、福崎の3市町以外で増加していた。同室は、箇所数の根拠となる基礎資料の精度によって増減の違いが出たとみている。

 2倍以上に増えた赤穂市は、18年4月まで市有地のため池を中心に計上。一斉調査による航空写真の分析で、民有地に点在する数メートル四方の池が相次いで明らかになった。

 同市の担当者は「大半は所有者が判明しておらず、池の管理状況などを確認している」と説明。防災上の早急な対応が必要な池はないという。

 161カ所増の姫路市も、詳細を調査中。未把握だった池の分布について、市の担当者は「農業組織がしっかりしている北部よりも、市街地周辺に多い傾向」とする。

 ため池をめぐっては、昨年の西日本豪雨で決壊による死者が出たことなどを受け、今月1日に農業用ため池管理保全法などが施行。全ての農業用ため池の届け出が義務化され、各自治体によるデータベースの整備、公表も定められている。

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