西播

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青々と葉を茂らせ、収穫期を迎えたモロヘイヤ畑=上郡町野桑
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青々と葉を茂らせ、収穫期を迎えたモロヘイヤ畑=上郡町野桑
(上から順に)健康野菜プリン、モロヘイヤ粉末、モロヘイヤポタージュスープ
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(上から順に)健康野菜プリン、モロヘイヤ粉末、モロヘイヤポタージュスープ
(上から順に)モロヘイヤようかん、円心モロどん、モロヘイヤを使ったソースがかかった宍粟牛ハンバーグステーキ
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(上から順に)モロヘイヤようかん、円心モロどん、モロヘイヤを使ったソースがかかった宍粟牛ハンバーグステーキ
神戸新聞NEXT
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 岡山県に接する兵庫県上郡町で特産のモロヘイヤが収穫期を迎えている。青々した葉にカロテンやカルシウムが豊富に含まれ、古代エジプトで王の病がスープを飲んで回復したという逸話から「野菜の王様」とも呼ばれる。同町で栽培が始まって30年余り。多彩な商品が開発されてきたが、意外と知られていない。5月に赴任するまで食べたことがなかった記者があれこれ試食してみた。(伊藤大介)

 JR上郡駅前の上郡町観光案内所(同町駅前)にはモロヘイヤ関連商品がずらりと並ぶ。

 まずいただいたのは、モロヘイヤの粉末を練り込んだうどん円心モロどん(300円)。商品名は上郡ゆかりの武将赤松円心にちなんでいる。同案内所では普段、半生(2玉430円)と冷凍(5玉500円)の持ち帰り用を販売し、第1、3日曜だけ店頭で食べることができる。

 早速、うっすら緑色がかったうどんをすすると、つるっと喉を滑る。モロヘイヤの味や香りはさほどないような…。ねばねばした特徴を喉越しに感じた。

 スイーツ系はモロヘイヤようかん(大1200円、小500円)から。濃厚な緑色だ。口の中で抹茶のような甘みが広がる。お茶請けに合いそうだ。

 モロヘイヤプリン(100円)は抹茶に青野菜を混ぜたような独特の甘みが印象に残った。炊いた白米を混ぜたモロヘイヤライスアイス(300円)はあっさり風味で食べやすい。

 ほかにも、モロヘイヤポタージュスープ(350円)はとろみがあり、特有の粘り気を味わえる。モロヘイヤ粉末(700円)は、みそ汁やお好み焼き、もちなどに加えるととろみを出すことができる。

 さて、味の方だが、いずれも濃い緑色の見た目に反して苦みなどはない。粉末を使うと、ねばねばした食感が増す。

 20年以上、栽培や加工に携わってきた町薬草部会の真野清幸会長(77)に聞くと、「味? 何ともよう言わんなあ。葉っぱのにおいはするけど」。

     ◇

 一方、地元では食材をどう生かしているのか。

 カフェレストラン「陶酔房(とうすいぼう)-」(同町八保甲)は、宍粟牛ハンバーグステーキ(1850円)のソースにモロヘイヤを使う。手もみした葉をマスタードやしょうゆ、バジルの種などと混ぜて作る。生葉を入れたサラダも肉料理に合う。

 セットで注文できるシフォンケーキ(300円)、湯せんした健康野菜プリン(300円)は甘さ控えめで、自家栽培モロヘイヤの粉末によるほのかな青みが特色。オーナーの衣本妃凛さん(51)は「香りを生かすよう調理している」。モロヘイヤは主役としてだけではなく、脇に据えても効果的なようだ。

 上郡町観光案内所は午前9時半~午後4時半。月曜休み。TEL0791・52・6959。「陶酔房-」は月、火曜が午前11時半~午後2時半、土、日曜は午後5時半まで。TEL0791・56・6191

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