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被災当時の心境を語る真備町の被災者=たつの市揖西町竹万
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被災当時の心境を語る真備町の被災者=たつの市揖西町竹万

 昨年7月の西日本豪雨で大規模な洪水に見舞われた岡山県倉敷市真備町の被災者に話を聞く座談会が28日、兵庫県たつの市揖西町竹万の揖西公民館であった。災害当時の状況、いまも胸に残る後悔を5人が語り、地元住民ら約200人が耳を傾けた。(地道優樹)

 真備町で月に1回、炊き出しや物資支援、サロン活動に取り組む揖西北まちづくり協議会のメンバーが、豪雨1年を機に企画した。

 被災当時、寝たきりの妻と2人暮らしだった中本昭彦さん(72)は「車いすの妻を避難所に連れていくと迷惑を掛けてしまう」と、深夜に高台に避難して車で一晩を明かした。「障害者や高齢者らの受け入れ先となる福祉避難所が自宅近くにあったと後で知った」といい、行政の積極的な情報発信の必要性を訴えた。

 当時の避難状況について吉田淑子さん(72)は「町内スピーカーからは『避難してください』とだけアナウンスがあった。どれくらい水が迫っているかが分からず、逃げ遅れた近所の数人が亡くなった」と振り返った。「早急に避難しないと命に関わると、あの瞬間に伝えてほしかった」と悔しさをにじませた。

 他にも「急ぐあまり何も持たず家を出てしまい、食料を買えず後悔した」「ペットを連れて避難所に行くことが申し訳なかった」などの声もあった。

 話を聞いたたつの市の男性(74)は「『まさか』は『いつか』起こると想定して備えることが大切と実感した」と語った。

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