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 昭和の薫り漂う兵庫県宍粟市山崎町の商店街。ぶらり散歩していると、ショーウインドーで一心不乱に達筆をしたためる男性がいた。仕事中のようだが店の看板はない。

 そっと声を掛けると、店主の森下龍弘さん(55)が「石碑文字専門店」という名刺をくれた。お墓に刻む字を書いているという。今や墓石もパソコンの時代だが、手書きにこだわる石材店もある。注文は全国から続々と届くらしい。

 通り沿いの席はじろじろ見られて恥ずかしいが「父と一緒の時からこの席。ここが一番」と書きやすさを優先。「末代まで残る字。絶対に手を抜かない」と筆に魂を込める。この職人かたぎ。あの世の故人も喜んで、隣でじっと見守っているに違いない。(古根川淳也)

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