西播

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一斉水温調査で千種川水系の水を回収するボランティア=佐用町佐用、佐用高校(石堂基さん提供)
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一斉水温調査で千種川水系の水を回収するボランティア=佐用町佐用、佐用高校(石堂基さん提供)

 千種川圏域清流づくり委員会はこのほど、兵庫県宍粟市から同県赤穂市までの千種川水系94地点の一斉水温調査を行い、平均水温が2011、17年度と並んで過去2番目に高い29・0度だったと明らかにした。初めて30・0度に達した昨夏を下回ったが、最高水温は36・5度で12年度と並ぶ過去最高。水温の上昇傾向は顕著で、生物の生息環境が厳しさを増す実態を裏付けた。

 委員会は相生、赤穂など3市2町の流域住民や各種団体、行政担当者らでつくる。一斉水温調査は今年で18年目(09年度は増水のため中止)。4日、子どもからお年寄りまでボランティア91人の協力で計測した。

 最高水温の36・5度は高山(同県上郡町)で記録し、昨夏の最高だった35・5度(佐用町の大願寺、上郡町の宿と佐用谷の合流)を上回った。最低水温の20・0度は16年度と並び過去最高。三室の滝(宍粟市千種町)▽小茅野川上流(同市山崎町)▽奥海の滝谷川合流(佐用町)-で計測した。

 昨夏の最低は千種川起点の19・0度(千種町)で94地点で唯一の10度台だったが、今年は10度台が無くなった。

 数値が高いほど水に溶け込む物質が多く、汚れているとされる電気伝導度は、千種川起点と三室の滝(ともに千種町)の2地点が最も低く、赤穂市中浜町が最も高かった。海水が混ざった可能性があり突出していた中浜町を除くと、同市の大津川上流の山陽自動車道下が2番目に高かった。

 同委員会の横山正ネットワーク部会長(58)は「千種川に思いを寄せる人の協力で今年も調査を続けられた」と感謝し、「災害復旧工事優先から環境にも配慮した川づくりへ、川に人が入って温度を測ることは貴重で意味がある。人手がいるが、何とか続けたい」と話した。(坂本 勝)

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